ベルフェゴール【怠情の悪魔/世界のモンスターイラスト】

七つの大罪の1つ「怠惰」をつかさどる悪魔、
ベルフェゴールのイラストです。

名前:ベルフェゴール(Belphegor)、ベルフェゴル、ベールフェゴル

名前の由来:古代モアブで崇められていた神、バアル・ペオルが前身で名前の意味は「ペオル山の主神」

姿:大きく捻じれたツノを持つ悪魔。長いヒゲ。
 主にトイレ、便器に座った姿で描かれることが多い。

司る罪:怠惰、または好色

地位:地獄の侯爵、または王子。元は堕天使だったとも。

能力:人間に画期的な発明や富を与える。
   またその発明や富で、人間を誘惑させたり堕落、破滅に導くとも。

また人間の結婚生活をのぞき見して、女性に不道徳な心を芽生えさせることも。

「好色」をつかさどるようになったのは後の悪魔学によるもの。

ベルフェゴールは自ら人間界に赴いて調査をするほどの行動派な悪魔。

地獄で「幸福な結婚は果たして存在するのか?」という議題が持ち上がった時、
ベルフェゴールはすぐに人間界へ行き、調査を始めました。

ですが様々な夫婦や結婚を調査、観察してるうちに、
特に女性に対する不信感が募っていきました。

やがて、
「人間というのは不完全だ」「幸福な結婚などない」
という結論を出し、
人間(主に女性)が嫌いになってしまった、と言われています。

このことより、「ベルフェゴール」という言葉自体が、
「人間嫌い(女性不信)」を表す単語としても使われることがありました。

悪魔の名前そのものが、事柄や性格を表す単語になるとは、なんとも悪魔らしいといいますか。

今回のベルフェゴールのイラストは「図解大事典 世界の妖怪」にて描かせていただきました。