今回はファイヤードレイク/ファイアドレイクのイラストです。
ファイヤードレイク=ファイアドラゴンと同じ扱いでもありますが、今回はイギリスに伝わるファイヤードレイクをイメージして描いてみました。
ファイヤードレイクには2種類いる?
1つ目は、イギリスに伝わるドラゴンで、全身は炎に包まれて燃え盛っているそうです。
洞窟などに潜み、炎を吐いて、盗人から財宝を守っていたという話があります。
ファイヤードレイクの周辺は夜でも昼のように明るくなり、
空を飛べば稲光のような奇妙な光が走るそうです。
またマグマの中を泳いだり、フッとその姿を突然消すことも有ることから、炎の精霊の一種とも言われています。
別の説では死者の魂ではないかという話もあります。
2つ目は、ファイヤードレイクはそのままファイアドラゴンという意味または同じ扱いされることもあり、
固有名詞ではなく、炎を吐くドラゴン種、を指すこともあります。
映画「スマウグ」に登場するドラゴン・スマウグもこのファイヤードレイクの一種と言えます。
どちらも共通して「空を飛ぶ」「炎を吐く」のが特徴。
また「大きな翼を持っている」「財宝を守っている」ことも多いです。
西洋のドラゴンのベースになったと言えるかもしれませんね。
ファイヤードレイクとサラマンダーは別物?
炎の精霊といえばサラマンダーがいます。
こちらもトカゲまたは、小型のドラゴンのイラストで描かれることが多いです。
ですがファイヤードレイクにはちゃんとした伝承があることから、全く別種と考えていいでしょう。
ドレイク=ドラゴンか?
本来の由来をたどれば、ドレイクはそのままドラゴンと同じ意味といっていいでしょう。
なので、ファイヤードレイク=ファイアドラゴン、という見方もできます。
ただ今作のゲーム作品では、ドレイク→ドラゴンの下位種、小型種、として扱われることもあります。
これはドレイクが初期のドラゴンを指す→→初期の翼を持たないドラゴンを指す、
ということが由来にあるかもしれません。
(ドラゴンはもともとワームから派生したモンスターで、初期のドラゴンはヘビ型に近いことから)
本来は下位種というわけではないのですが、見た目からも、
翼を持つドラゴンの方がより強そうに見える→上位種として扱いやすい
ということから、ゲーム内で徐々にドラゴンとドレイクが区別化がされていったのかもしれませんね。
今回のお話は、
【よくわかる「世界のドラゴン」事典】より参照させていただきました。