ワーム(ドラゴン)のイラストです。
ワームといいますと、イモムシやミミズなど体が長く、手足がない生物またはモンスター全体をさすことが多いのですが、今回はドラゴンのワームといいますか、ワーム型ドラゴンのイラストになります。
ややこしいですね^^;
ドラゴンより前に存在していたものとして、おおまかに
ドラゴンの頭を持つヘビ(大蛇型)、そして、ドラゴンのような頭をもつワーム(ミミズ型)、がいます。
前者はもちろん体はヘビのようで固いウロコを合わせ持つイメージ。
後者の場合はイモムシ、またはミミズのようで、体がやわらかいまたは、ヌメッとしている感じでしょうか。
どちらも手足がないのは共通ですが、
その代わりに、体の大きさはさまざまで巨体のものも。
人間を丸呑みにしたり、体で家や建物を押しつぶすような設定を持つものもいるようです。
ゲームなどでは雑魚キャラに設定されやすいワームですが、
こちらはドラゴン系なので、上位種といったところでしょうか。
もしくはドラゴンの前身、派生元、祖先のように扱われることも。
そのせいかワーム自身も古くから伝わるモンスターの1匹です。
イギリスの一部では今も存在すると信じられていて、
ヨーロッパの伝承では、沼地に住み、数十メートルの巨体で、近づいてきた人間を飲み込んでしまうようです。
また悪臭を放ったり、尻尾を切り落としても再生したりと、なかなか厄介なモンスター。
ファンタジー作品には手足のないドラゴンの伝承は多く、
(そうしたドラゴンをワーム型ドラゴン、と区別することもあります)
陸上や洞窟、森の中、砂漠、沼地、川と非常に生息地もバラエティゆたかです。
思えば、東洋の竜・龍も翼がないのに空を飛んだりしますね。
東洋の竜の前身はワームというより、大蛇であることが多いようですが…
(長く生きた蛇が龍になるとも)
龍にはあってみたいですが、ワームはできれば出会いたくないものです(苦笑)
ワーム(ドラゴン)まとめ
・伝承や言い伝えが古くからあるモンスター。またはドラゴン。
・手も足も翼もなく、イモムシまたはミミズのような体を持つ。
・地面を這う蛇のように移動し、体が長いものもいる。
・伝承での大きさは数メートルから数十メートルとさまざま。
・イギリスに伝わるワームはドラゴンのような顔をしている。
・主に沼地に住む(が伝承によって異なる)
・伝承では口から炎を吐いたり、体から悪臭を発する。
・長い体をつかった巻き付き、しめ上げも得意。
・見かけによらず移動スピードが速いという説も。
・再生力が高い。
体を切り離してもすぐに元通りになる、またはすぐに生えて再生する。
こちらのドラゴンのイラストは、
新星出版社様「図解大事典 ドラゴン」にて描かせていただきました!
それではまた!