オーストラリアに伝わる虹蛇。英語表記はWonambi。
呼び名、発音として、ワムナビ、ワナムビ、ワナンビ、ウァナムビ等、呼称揺れがある。
この虹蛇は、オルガ高山(カタ・ジュタ)と、
エアーズロック(ウルル)の2つ神話がありますが、
今回はオルガ高山に住むという、虹蛇・ワムナビのイラストになります。
虹色にかがやく体とたてがみをもち、鋭い牙を持つ。
一説には長いヒゲをはやしているとも。
ふだんは山頂に住み、乾季になると中腹の泉に移動。
乾季が終わるころには水がなくなるため、岩山の中に隠れてしまう。
オルガ山の西には一直線に続くウォルパ渓谷が広がり、
その渓谷を吹き抜ける心地よい風はワムナビの息と言われている。
風は気持ちよく、おだやかに流れていますが、
山の泉や水を汚したり、火を焚いたりすると、とたんに怒り狂い、
虹蛇の姿を表して、犯人の魂を盗みに現れるそうです。