サラマンダー【元祖は冷たい体/世界のモンスター】

ドラゴン・ワイバーン

サラマンダー/火トカゲ。
別名、サラマンドラ、サラマンデル。

サラマンダーのイラストです。
現代のファンタジー作品やゲームでは、炎の精霊としての役割が強いかもしれません。

現在では炎を宿し、火の中でも生きることができる小型のトカゲ型のドラゴンとして描かれたり、炎を吹き出したり、火を操る精霊として登場することが多いサラマンダー。

炎を宿したり、体が燃えているというのは割と最近の設定のようで、
当初は体がつめたく、炎の中に放り込んでも平気だったり、すぐに炎を消してしまうトカゲをさしていたようです。

■サラマンダーの由来になった生き物は?

ヨーロッパには「ファイアサラマンダー」という実在の生き物がいます。

イモリの仲間で、黒の体に黄色の斑点を持ち、毒々しい体のとおり、皮膚に毒腺を持ちます。

敵に襲われると毒液を噴射することから、ファイア、と名前がついたようですが、
よほどなことがない限り毒噴射はしないようで、
そのことからペットとしても人気が高いようです。

■他にも炎の精霊やモンスターはいる?

アグニ (Agni):ヒンドゥー教の伝承に登場する、火を司る神。創造と破壊の力を持っていると言われています。炎を意味するサンスクリット語のagniが由来。

ジン (Jinn):アラビアの伝承に登場する、炎の精霊。煙や火花などから現れ、人間の願いを叶えるほか、いたずらをすることも。
いわゆるランプの魔法の精霊ですね。炎という直接的な存在ではないので、風の精霊などに代用されていることもあります。

イフリート(Ifrit):ファイナルファンタジーでおなじみの炎をあやつる獰猛な精霊。
上記の炎の精霊・ジンの一種と言われています。

ファイアードレイク:炎の体を持つドラゴン。または炎属性のドラゴンをこの名で呼ぶこともあるようです。ドラゴン自体、炎属性になっていることも見かけますね。

火や炎は人類の文明の発展に欠かせなかったことから、
アグニのように信仰の対象となるものも多かったようですね。

それではまた!