バジリスク/basilisk はヨーロッパに伝わる想像上のモンスター。
強烈な毒を持ち、さらに視線を合わせた相手を石化させると言われている、バジリスクのイラストを描きました。
■バジリスクとは?
名前は、全ての蛇の中の蛇の王、という意味があります。
バジリスクの這う音を聞いただけで他のヘビは一目散に逃げていくんだそう。
誕生由来は、ペルセウスがメデューサを倒したあと、その血飛沫から生れ出たとか。
現在では姿が変わっていることもありますが、もともとは小さなヘビで、
頭に王冠のような模様、もしくは冠のようなトサカがあるようです。
大きな特徴としては、やはり猛毒の息。
その毒はとにかく強力で、石をも砕くほどといわれています。
バジリスクを槍で突いて殺そうものなら、その毒が槍をつたい槍の持ち主(乗っている馬も)をも殺してしまうとか、
そもそも地を這うだけで、空を飛ぶ鳥をもその毒で死ぬと言われたり、
ファンタジー界屈指の毒の持ち主のようですね。
性格も獰猛で好戦的。人間や家畜を襲うという話もあるようです。
ちなみにバジリスクの弱点ですが、
イタチ類、マングースに対しては毒が効果がなく、それどころかこれらの体臭がバジリスクにとって毒だという説があります。
また、後付けされた石化にらみも鏡で反射することができます。
■現代作品におけるバジリスクの変化
後々、この悪魔の象徴でもある蛇はやがてトカゲのような姿になったり、8本足になったり、鳥のような姿にもなったりと、様々な変化を遂げていきます。
※鳥の姿はバジリコックとも呼びます。
またその強力な毒もいつしか、見たものを石にする、という特徴が付加されました。
バジリスクと視線を合わせると、石化してしまうのだというのです。
それだけ凶悪なモンスターとしての現れでしょうか。
これにより小さな体でありながら、より出会いたくないモンスターとしての株があがりました。
■バジリスクが登場するゲーム
こうした設定により、今ではRPGでもよく見かけるモンスターとなっています。
ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーにも登場。
ドラクエ2ではヘビのグラフィックで「バシリスク」という名前で出現。
「キングコブラ」の上位種で、高い攻撃力からの毒こうげきを使ってきます。
ドラクエには石化ステータスがないこともあってか、残念ながら石化攻撃をもらえず。
それどころか、その後の作品ではリストラされてしまったようです。残念。
FFのバジリスクは1から登場する常連モンスター。
こちらはトカゲやカメレオンのようなグラフィックになっており、石化にらみをしっかり使ってきます。
FFには石化の状態異常があるので、こちらの方がより強敵感が増しますね。
このようにゲームによって姿が変わる面白いモンスターの1体です。
同じく石化能力をモンスターとしては、カトブレパス、メデューサ(ゴルゴン)がいますね。
こちらの方がやや上位モンスターとして扱われるような気がします。…体感ですが。
小さな体のせいかバジリスクは中堅止まりといったところでしょうか。
それでも出会いたくないモンスターであることは間違いないですね。
それではまた!