【紋章の飛竜】ワイバーン【世界のモンスターイラスト】

ドラゴン・ワイバーン

ドラゴンの一種としても有名なワイバーンを紹介します。

現在でもゲーム等の敵キャラとして登場する機会も多いモンスターですね。
ワームから進化・派生したのがワイバーンとも言われています。
また紋章ではトカゲっぽい姿で描かれることもありますが、こちらのサイトでは、
二足歩行で翼を持ち、ドラゴンの頭に長い体を持つモンスター、をワイバーン、
という形でまとめています。

とはいえ過去の歴史においてもドラゴンと同一視されていた時代もあり、
ドラゴン、トカゲ型モンスターの一種、でざっくりまとめられいる書籍やサイトも多いようです。

ちなみに物語や伝承に多く登場するドラゴンと違い、
ワイバーンは紋章などのデザインの中で派生、進化していった独特な存在です。

なのでワイバーンが現れた!とかいう伝承はほとんどなく「紋章専用キャラ」という扱いで、絵柄もほとんどが真横向きで描かれていることが多いです。
類似の紋章モンスターに双頭の鷲、がいます。

ヨーロッパ、中でもイギリスでは今も人気の紋章デザインの一種のようで、
ある意味、現代にも生きているモンスターを言えるかもしれません。

ドラゴンは大昔のヨーロッパにおいて、
疫病や悪魔など、災いや悪い事をさす代表格みたいなモンスターでした。

それが後にワイバーンとして、強さや権威の象徴として紋章や旗にデザインされるようになったのは面白いですね。

モンスター ドラゴン ワイバーンのイラスト

日本の龍も縁起が良いと言われますが、
もとは悪さをする大蛇、巨大毒蛇などが改心して龍になったという伝承もあり、
やはり起源は病魔や災厄などを指していたということもあります。

また日本の龍も水神であり水害の象徴でもあります。
時に人々の生活を脅かし破壊する、良い所も怖い所もある存在です。

そうした破壊の化身を味方につけ、権威の象徴にしたり守護をお願いする…。

こういう流れは世界のあちらこちらにあり、例えばインドのシヴァ神などもそうではないでしょうか。

人間にはない大きなチカラを身に着けたい、加護を受けたい、自分を高めたい、という気持ちも昔から強くあったのかもしれません。

ワイバーンは、自分を高めたいという人々の気持ちが生み出したモンスターなのかもしれませんね。

それではまた!