スラヴ圏に登場するドラゴン、ゴルィニシチェのイラストです。
別名ゴルィヌィチと呼ばれ、非常に邪悪な巨大蛇とも。
知能が高く、人間を山に閉じ込め食べていた。
ゴルィニシチェがドラゴンで描かれる時は、3つ首に12本の尻尾を持つ姿で描かれるようです。
大きな翼を持ち、空を飛ぶと周囲に轟音が響いたとも。
名前の由来は、山を意味する「ゴラー」から来ているとされ、意味は「山の申し子」。
由来からも巨大な姿をしていたと思われます。
知能も高く、魔法も使うことができ、人の言葉を理解することができるという。
人間を山に監禁し、食料にしていたという説もあります。
-----
ロシアの「英雄叙事詩ブィリーナ」では、メスのドラゴンとして描かれている。
ゴルィニシチェは川を泳いでいた英雄ドブルィニヤに挑むも敗北。
「未来永劫広野で戦わない、血を流す争いをしない」と、誓いを立てて見逃してもらうが、
その後近いを破り都を襲撃、姫をさらったため、再びバトル。
三日三晩の戦いの末、ドブルィニャに退治されたという。
※ドブルィニャとは
ドブルィニャ・ニキーティチは、ロシアの口承叙事詩「ブィリーナ」に登場する英雄で、ウラジミール公に仕える三勇士の一人。
伝承ではヒゲを生やした戦士の姿え描かれている。
今回のゴルィニシチェのイラストは「ドラゴンBOOK」にて描かせていただきました!