女神ガイアが生み出したと言われる大蛇、ピュートーンのイラストです。
真っ黒い体の毒蛇で、そのまま巨大なヘビ（この場合はパイソンに近い）で描かれることもあれば、
ドラゴンのような姿で描かれることも有ります。
女神ガイアは、ギリシャ北部にある信託所を守るようピュートーンに任せました。
ピュートーンは一帯を支配し、
人々に生贄を要望する代わりに、人間たちにお告げを与えていました。
ある日、ピュートーンはガイアから、
「次に生まれる、ゼウスの子供がおまえの命を奪う」と自身が予言を受けてしまいました。
ピュートーンはまず母親のレートーを狙うも、逃してしまい、
その母親はアポロンとアルテミスを生みました。
自分を狙いに来る者がアポロンと知ったピュートーンは、神託所で待ち受けるものの、そこに現れたのは、なんと生まれたばかりのアポロン（生まれて4日目とも）。
赤子と思って舐めてかかったピュートーンは、アポロンの光の矢を受けて倒されてしまいました。
別の説では、成長したアポロンがアルテミスと強力して倒したというお話もあるようです。
