今回はドワーフの名工とドワーフの財宝をイメージしたイラストです。
ファンタジー界ではおなじみのドワーフとは。
人間に似ているけど少し違う不思議な住人たち。一体どこから来たのでしょうか。
今やファンタジーのゲーム、映画、アニメ、漫画にかかせない、架空の種族ドワーフ。
元ネタはゲルマン語で「背の低い人間」「ちいさいもの」を表すように、人間に似ているけども、背が低く、時には小人の姿、で描かれる事が多いです。
人類とは別の種族、として扱われ、男女の区別があります(ただ女性でも立派なヒゲを持つものがいます)
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ドワーフの元祖は北欧神話に登場する妖精と言われています。
主に手先が器用で、神のために役立つ道具や武器をつくったりしますが、時には神と対立したり、呪いをかけることも。
妖精には明るく陽気な妖精とは別に闇の妖精ドヴェルグがいました(ドヴェルグは種族名で、土の精霊とも)
ドヴェルグは巨人ユミルの亡骸が大地へと変わった後に生まれた「ウジ虫」という扱いで、後に神から人の姿を与えられますが、陰気な性格が特徴です。
ですが、この時からすでに手先が器用という特徴と、時には神にも反抗する性格が見え隠れします。
土の精霊ドヴェルグであるドヴァリンとドゥリンの2人が作ったものに、魔剣ティルフィングがあります。
魔剣ティルフィングには呪いがかけられており、3つの願いをかなえる代わりに持ち主に死の運命を与えるというものでした。
持ち主がどんなに手放そうとしても、必ず持ち主の元に戻ってきてしまうという魔剣は結局、持ち主と共に行方不明になったそうです。
このように、時にはヤバいアイテムも生み出すドワーフ。
最初は土の妖精で、酒が好き、陽気、地下に住む、という性質から、
鍛冶が得意で、武器や防具を作ったり、頑固者、などの性格が加わり、
徐々に、ガタイがいいマッチョ体系で立派なヒゲを蓄えた小人、
とイメージがついていったようです。
ゲームやファンタジーでは、時にはオノ、戦斧を振り回して戦うこともあるほど。
ちょっと頑固者で、気の強さはさすが神にも対抗する種族、と言えるでしょうか。
特にその姿がよく表されているのが「指輪物語」でしょう。
この「指輪物語」にはエルフも登場しますが、こちらはドワーフと違ってスリムで美しく、美女・美男子というイメージが定着しています。
最近では、耳が細長く、魔法をつかったりと、ドワーフとの差別化もより進んでいるようです。
エルフもドワーフと同じく「北欧神話」より生まれた精霊、妖精が発祥のようですが、
ドワーフよりも気難しかったり、ツンデレだったりすることも。
映画やゲーム、特にRPGなどに登場するドワーフとエルフ、違いを観察しながら楽しむのもいいかもしれませんね。
機会があればエルフも紹介していきたいと思います。お楽しみに。
※wiki、pixiv百科事典を参考にいたしました。