何やら5月に巨大地震が来ると噂されております。
デマであってほしいものですが相手が自然災害である以上、確率は0%といいきれないのが事実。
これをキッカケに防災グッズやアイテムの見直しを行っておきたいものです。
非常事態への備えは3段階あることをご存じでしょうか。
1つ目は0次防災/0次の備え。携帯しておくもの。
外出してる時や屋外で地震などに合った時に用意しておくもの。軽量でコンパクトなもの。
2つ目は1次防災/1次の備え。持ち出せるもの。
一般的に非常時、持ち出しリュックに入れるものです。重さは女性5kg、男性10kgを目安にした方がいいでしょう。
3つ目は2次防災/2次の備え。家にストックしておくもの。
自宅に置いておく水や非常食を始め、長期における停電や水道停止に備えて用意しておくものです。
0次の防災はなじみがない言葉かもしれませんが、
「人と防災未来センター」※1が発表している単語であり、以降こちらの記事で準備する防災グッズも、こちらのサイトを元に書いていきたいと思います。
それでは一つ一つ見ていきながら、追加しておきたい防災グッズを考えていきたいと思います。
0次防災/0次の備え
0次の備えとは、仕事中や外出時に災害にあった時に、カバンなどに入れておく簡単なものです。災害発生から24時間は耐えることが目安になるかと思います。
最近、女性の間で広まっている「防災ポーチ」もこの0次の備えにならったものだと思われます。
主に準備したい防災グッズ。
□現金/小銭 100円10円は常に財布の中に何枚か残しておこう。
□メモ帳とペン メモは濡れないようにしたい。
□油性ペン 太字で目立つもの。
□身分証明書(またはコピー) できたらお子さんにも連絡先として持たせておきたい。
□家族の連絡先メモ 職場の仲間の連絡先メモもあるといいかも。
□ティッシュ 水に流せるものがオススメ。
□ハンカチ 大判サイズ。できれば何度か使ってて布が柔らかくなってるもの。
□ビニール袋 なんかと便利。スーパーのポリ袋など。
□小型の懐中電灯 スマホでもライト兼用できるが、別に持ちたい。
□笛/ホイッスル 閉じ込められた時に自分の居場所を知らせる。
□ウェットティッシュ 体を洗浄したり水を使えない時に。
上記のグッズは仕事のカバンにすでに入ってるものも多いのではないでしょうか。
ではここから、追加しておくと便利なものを書いていきたいと思います。
中にはかさばるものもあるので自分が持ってるバッグの容量を見ながら決めていきましょう。
□モバイルバッテリー スマホやポケットwifiなどの充電に。
□飲料水 トイレが近くなるカフェイン入りは避けた方がいいかも。
□携帯食 キャンディやチョコ。夏場はラムネやタブレットやドライフルーツなど。
□常備薬/鎮痛剤 常備薬はもちろん解熱剤など。
□救急用品 絆創膏やガーゼなど。今なら消毒液も。
□安全ピン いざという時、タオルやハンカチを止めておくもの。
□グルーミングセット いわゆる旅行などに携帯する爪切り・ピンセット・鏡などのセットです。

□女性用ナプキン/吸水ナプキン ケガの止血にも使えます。日頃より+1~3枚多めに入れておくといいかも。
□カイロ/冷感タオル 冬場はカイロ、夏場は冷感タオルで。折りたたみ団扇も候補。
□防水バッグや防水ポーチ 小型の防水袋。メモやモバイルバッテリーなど濡れたら困るものを入れておく。

□リップ/ハンドクリーム 油分が多いものはいざという時、着火剤として使えます。
□マスクの予備 ウイルス対策のために持っておきたいですね。
□アルコールスプレー 小さなアトマイザーなどに入れてもっておきたい。
□防臭効果のあるビニールバッグ いわゆるポリプロピレン素材のもの。

お子さんと一緒のお母さんの場合は、
□紙おむつ、□粉ミルク、□だっこ紐、□おしりふき、□母子手帳、□多めのおやつ、□シリコンカップ、□ストローなど。
OLさんの場合は、
移動しやすい□スリッポンなど折りたためる靴と□厚めの靴下、□髪をとめるバレッタや髪ゴムなど。
持ち運ぶとかさばるので、職場に置いておいてもいいかもしれません。
臭いが気になるもの、お菓子の残り、下着、ストッキングなどの着替えは、上に紹介している、ポリプロピレンのビニールバッグに入れていいかもしれません。
ポリプロピレンは臭いが漏れにくいので、上手に使いたいものです。
1次防災/1次の備え
いわゆる自宅にいる時、緊急で脱出したり、避難所に向かう時に持ち出すものです。
防災リュック、と言われてセット販売されてるものが大体この一次の備えアイテムになります。
なのでセットで売られているものを見ながら、自分で必要なモノを調整していきましょう。
一部は0次防災と被りますが、こちらは災害発生から2~3日生き延びるのが目標です。
また避難所はホテルではありません。基本、避難所には何も用意されていない、と考え、
避難所で、いかに自分が快適に過ごせるか、も念頭に置いて準備するといいかと思われます。
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↓↓バッグのすぐ取り出せる位置に用意しておきたいもの↓↓
□現金/小銭 車で移動する場合はガソリン代なども必要。多めに。
□メモ帳とペンなど筆記用具 避難所では名簿を書いたり、持ち物に名前を書くことも。
□油性ペン ホワイトボードにも使います。適度に乾いてないかチェックしましょう。
□身分証明書(コピー) 財布だけでなくリュックにもコピーを入れておく。
□家族の連絡先メモ 知ってる家族はもちろん友人も追加しておくといいかも
□ティッシュ トイレに紙があるとは限らないので水に流せるもの多めに。
□ハンカチ 大判で使い慣れてるものを何枚か。
□ビニール袋 避難所ではゴミを捨てられないことも。何枚か用意したい。
□大判のゴミ袋 穴をあければ簡易ポンチョにも。
□懐中電灯 明るめのもの。移動時に使用。
□笛/ホイッスル いざという時のためバッグの外側につけておきたい。
□ウェットティッシュ アルコール入りで除菌効果があるものを。
↓↓ある程度取り出しやすい位置に入れておきたいもの↓↓
□救急用品 絆創膏の他、包帯や三角巾など応急処置ができるもの
□持病薬/頭痛薬/せき止め 持病薬や、日頃服用しているものを。
□安全ピン タオルや洋服を固定する。
□ランタン できれば調光機能があるといい。その場にとどまる時に使用。
□携帯ラジオ カードサイズから手回し充電付きもあるので、自分に合うものを。
□ろうそく 地震の時は控えたいが、あると電池を節約できる。
□ライター/マッチ ろうそく着火など。
□ボディペーパー/おしりふき ウェットティッシュとは別に体を拭けるもの。
□モバイルバッテリー 20000mAhぐらいの容量が大きいもの。
□スリッパ 避難所で使用。自分のものと分かりやすいものがいい。
□万能ナイフ/ハサミなど 缶切りもついているもの。
□雨具/レインコート 用途に合わせてポンチョやズボンタイプなどがある。
□カイロ/冷感タオル 予備は入れておきたい。
□手袋/軍手 作業だけでなく悪天候の中で避難する時にも。
↓↓バッグの下や奥に入れたり、入れておきたいもの↓↓
□予備の電池 ラジオやランタンなどの予備の電池。
□ロープ 荷物を縛ったりいろいろ。
□ガムテープ 布製の丈夫なもの。
□運動靴 動きやすく、底が厚めのもの。
□アルミシート/ブランケット 保温用。寝袋型もある。
□レジャーシート/ブルーシート 避難所の他、屋外待機するときに。
□エアクッション/エアまくら 地面からの熱や冷えから体を守る
□耳栓/アイマスク 避難所で使用。
□予備のメガネ/コンタクトレンズ どうしてもない場合スマホのカメラ機能を利用できる。
□飲料水 容量は自分の筋力と要相談になりますが必ず入れておきたい。
□非常食/保存食 カンパン・マジックライスなど手早く食べられるもの。
□バスタオル 防寒対策の他、着替えの際にも。
□予備ティッシュorトイレットペーパー 芯を抜きペタンコにしておきましょう。
□予備の下着やTシャツ 着替え用。濡れないようビニール袋に入れて。
□女性用ナプキン/吸水ナプキン/紙おむつ かさばりますが3日分を目安に。
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ここまでは大体、必需品+市販の防災リュックなどに入ってる内容になります。
ここから追加しておきたいものをチョイス。
車で避難する時など、余力がある場合は載せておきたいですね。
□スマホの予備/タブレット スマホの電池を抑える。タブレットサイズなら画面が大きいのでライト代わりにも。
□上着/羽織 撥水効果があり、ポケットが付いていると何かと便利。子供には目立つよう、派手なものを着せたい。
□毛布/ブランケット 冬場の防寒対策や目隠しにも。
□サランラップ お皿を汚さないように使ったり、体に巻いて防寒できたりする便利な代物。
□コンセントタップ/予備の電源コード 避難場所ではコンセントの取り合いになる可能性がある。複数穴のタップを持っておくとオススメ。
□サコッシュやウエストポーチ 小型のポーチ。ポケットがない洋服の時とかに、常に必要なものを身に着けておく用。
□お菓子/ドライフルーツ 非常食だけでは物足りない時、お子さんを落ち着かせる時など。ジップロックなど保存袋も忘れずに。
□サプリメント 非常食で不足しがちなミネラルを補います。
□お箸/スプーン 準備する非常食に応じて用意しておきます。
□音楽プレーヤー&イヤフォン 避難所で落ち着くためにスマホと別に用意したい。
□子供が退屈しないアイテム 折り紙やパズル、簡単なブロックおもちゃ等。
□自分や子供が落ち着くもの 好きなアイドルの写真とか。ぬいぐるみとか。
□折りたたみ椅子 年配の方、ヒザ、腰、持病がある方は準備しておきたい。レジャーチェアなど。
□水筒/お湯 コーヒーやお茶、カップ麺。粉ミルクなどに。紙コップもあると〇。
2次防災/2次の備え
いわゆる自宅籠城、自宅避難する時の防災グッズ。
昔は3日~1週間分の備え、と言われてきましたが、近年は、1人2週間分の備えを、と言われています。
また長期停電や断水に対しても出来るだけ準備しておきたいところです。
0次の備え/1次の備えを行っている前提で書いていきます(すでに上記に書いてあるものの一部は省きます)。
□非常食/カップ麺/缶詰/おやつ カップ麺だけでは栄養が偏りますので、栄養食なども取り入れておきたい。
□カセットコンロ/ガスボンベ 暖かい食事は落ち着くもの。鍋があればご飯も炊けます。
□お米/ふりかけなど
□飲料水 一人1日2リットル、夏場はそれ以上準備を。
□生活用水 お風呂場にためておきたい。日頃からペットボトルに水道水を入れておいても。
□非常用吸水袋・水タンクなど。水を確保するのに使います。
□懐中電灯/ランタン 各部屋、家族それぞれ一つずつ用意しておきたい。
□蓄電器 個人用の小型蓄電器も最近は売られています。
□大きめブルーシート 雨漏りなどから室内を守るときにも。
□テント/寝袋 自宅が被災したときに。
□サランラップ/アルミホイル アルミホイルはある程度形が作れるのがポイント。
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ここからちょっと追加グッズ。
□防水ビニール袋/ゴミ袋 家が被災した際、自宅の大事なものが濡れないようにするためのもの。家の中でなるべく高い位置に保管する。
□普段飲んでるコーヒーやお茶の予備 普段からホッとひといき付けるもの。ギリギリまで買わないより、残り少なくなってきた所で買い足しておきましょう。
□ネコ砂/ペット用トイレ砂 水にふれると固まる砂です。脱臭効果もあり、トイレ以外に残飯の処理に使えて便利。
□ボディパウダー/ベビーパウダー ドライシャンプーとして使えます。断水で髪が洗えない時に。
□防臭袋 ゴミの回収がなかなか来ないことも予測されます。赤ちゃんのおむつやペットのトイレなどのために用意しておきたい。
□予備の服 断水すると洗濯が困難。古い洋服は捨てずに何枚かとっておく。避難所に向かう時は、雨漏りなどで濡れないよう防水ビニール袋に入れて、家に保管しておきましょう。
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いかがでしたでしょうか?
2019年の台風の時には、避難所にスマホと財布だけという、ほぼ手ぶらでやってくる方も少なくなかったと言います。
災害時はみんな逃げるので精一杯で、避難所で必要なグッズを求めるのは難しいと思われます。
自分で出来る範囲で準備をし、身を守っていきましょう。