【地震台風】トイレットペーパーの推奨ストックは1か月分?3か月分?【デマ対策】

お知らせ・雑談

2020年に入り、地震が頻発してる日本。

今一度、防災グッズ日用品のストックをみなおす必要があるかもしれません。

さて今回気になったのは、ネットで見かけたトイレットペーパーの備蓄に関して。

食料品は2週間分を推奨されていますが、トイレットペーパーの場合、

1か月分のストックを、という場合と、3か月分のストックを、と言うサイトを見かけました。なぜ2つあるのか、オススメはどちらか、

そしてトイレットペーパーの予備をどこに置くのか。

考えていきたいと思います。

予備を買ったはいいけど、ごちゃごちゃ・・・
とりあえず洗面所の上に簡易棚はつくってみたけど・・・?

ストックを推奨しているのは誰?

「トイレットペーパーを1か月分はストック・備蓄しましょう」と呼び掛けているのは経済産業省です。

過去、阪神大震災、東日本大震災、ともにトイレットペーパーは不足し深刻な問題となりました。

またトイレットペーパー生産量は、静岡県が40%を占めており、首都直下型地震、南海トラフ地震にて、被害を受けることが想定される地域にあります。

2019年は関東に連続して台風が襲来。そしてコロナウイルスにより、トイレットペーパーのデマ騒動。

いつ不足するか、買えなくなるかは誰も分かりません。

今後もトイレットペーパーの予備を持っておくことは必須になると思われます。

なぜ3か月分と言われるようになった?

これについては明確な出展が見つかりませんでしたが、どうやら、

トイレットペーパー工場が被災した場合、工場と生産の復旧に3か月かかるから、

という話があるからだそうです。

更にトイレットペーパーはほぼ国内生産。輸入には頼る事ができない日用品の一つなのです。

これにより、3か月ストックしよう、という話が出るようになったのかもしれません。

しかし、3か月分となるとすごい量ですよね。

トイレットペーパーは場所を非常に圧迫し、また濡れては元も子もないので、置き場所も考える必要があります。

自分や家族が使うトイレットペーパーの量を覚えておこう

みなさんは日頃使っている、トイレットペーパーの長さを意識していますか?

都道府県によってかなりバラツキがあり、一概には言えないのですが、1か月一人当たり225mだそうです。

シングルだと4個、ダブルだと8個が目安になりますね。

ただし女性の方が使用する量が必然的に増えるので注意が必要です。

1回の使用する長さが、女性は12.5m、男性は3.5mと大きな差がありますので、家族全体の使用量をしっかり考慮する必要があります。※1

流せるBOXティッシュ、なども売られていますので、併用してストックしておきたいものです。

トイレットペーパーのストックはどこに保管する?

さて、自分が使うトイレットペーパーの量を把握したら、次は保管場所です。

1人暮らしや賃貸アパートなど、あまり大きいとは言えない物件で、トイレットペーパーを1か月分、もしくは3か月分ストックするのは、意外と難しいもの。

トイレ周りの収納がない家では、保管場所に苦労するかと思われます。

食器棚やタンスの上、クローゼットの下部など、隙間スペースを活用していくことになるでしょう。

自宅の間取りなどを見ながら、個人で工夫していくことになります。

見た目が気になる方は、100円ショップにストックバッグのようなものが売られていますので、目隠ししてもいいかもしれません。


トイレの上部に、つっぱりポールとランドリーバッグでストック棚をつくってみました。
設置する際はトイレのドアの開く向きに注意を!
もしも地震で荷物が崩れた時でも、ドアがちゃんと開くようにしておきましょう。

最近では個人向けに、災害備蓄専用のトイレットペーパーも販売されています。

長さは通常のものより4倍の200mあり、4パックごとに真空パックされ、湿気はもちろん防カビ・防虫対策で長期保管に対応しています。

保管場所を確保するのは難しいものですが、こうした商品なども上手く活用して、災害に備えておきたいですね。

合わせて保管したい日用品のストック

2019年に千葉を襲った台風は、長期停電と長期断水をもたらしました。

このような事態になった時、持ち出し用袋とは別に、家に置いておく日用品のストックも非常に重要になってくるでしょう。

トイレットペーパーと合わせて家に置いておきたい防災グッズやストックしておきたいものをまとめてみました。※2

特に、自宅避難、家で籠城するときにも使えるかと思います。

ーーー食べ物・水、食料品周りーーー

・食料品 インスタント食料、アルファ米、果物の缶詰、お菓子など

・水 真夏に被災した場合も考えて多めに

・ジュース 野菜ジュースなど。缶入りで潰れにくく賞味期限が長いもの。

・粉ミルク スキムミルクなど栄養補給に。

・カセットコンロ&ガス 

・保冷剤 停電時の温度上昇を抑えるために冷蔵庫や冷凍庫のスキマに入れておく。

食料品ですが非常食だけだと味気ないものになりますので、家族が好きなお菓子もあるといいかもしれません。

ーーー日用品ーーー

・乾電池 

・懐中電灯、ランタン、ライト 停電時は各部屋に必要。また移動時にも必要です。

・小型ラジオ スマホの電池を節約。

・マスク

・消毒液

・体拭き、ウェットティッシュ

・カイロ/うちわ 

・予備の洋服

停電するとクーラーやエアコンが使えなくなります。

うちわや小型扇風機、冷感タオルなども用意しておきたいものです。

また最近ミニマリストが流行り、予備の洋服を持たない方が、着替えに苦労したという話もありました。

下着や動きやすいTシャツ、ジャージなどは用意しておきたいものです。

ーーーその他ーーー

・モバイルバッテリー あればあるほど良い。日頃から充電しておきましょう。

・小型蓄電器 お値段が張りますがあると助かるもの。

・防臭袋

・子供が遊ぶおもちゃ、おりがみ、トランプなど

災害時はゴミ収集車も動かなくなる可能性があります。

そのため家に数日間、ゴミを置いておくことになります。その時に便利なのが防臭袋。

トイレや残飯の臭い漏れが防げるものです。

防災グッズは、夏場と冬場で変わります。置き場所に苦労しますが、いつ来ても対応できるよう、備えたいものです・

※1参考:株式会社 第一住設 https://daiichi-jyusetu.co.jp/column/archives/4789

※2参考:台風被災時に役にたったもの https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1910/09/news132.html