ムシュフシュ/シルシュ/Sirrush
頭と胴体が蛇。目の上に2本のツノ。前足はライオン。後ろ足はワシ。尾はサソリ。
文献によっては、ワシの翼が生えているパターンも。
伝承はいくつかあるようですが、
よく言われるものが「バビロニア神話」に登場するムシュフシュ。
生い立ちは、ティアマトがマルドゥークとの戦いのために生んだ11体のドラゴンのうちの1体と言われています。
見た目は合成獣、キメラのような姿をしており、
ツノを持つ蛇の頭がぎりぎりドラゴンっぽい…かもしれません。
名前の由来も「怒りの毒蛇」「恐ろしい蛇」という表現になっており、
蛇のモンスターというのが近いかもしれませんが、
世間一般的に「ドラゴン」というのに属してることがおおいので、ドラゴンのイラストとして扱います。
かなり個性的な姿をしたドラゴンですが、
強さについてあまり語られておらず、強さは未知数です。
ティアマトが敗れた後、マルドゥークの軍門に下ったことで、あまり強くないのかもしれません。
ですが軍門になったあと、マルドゥークの乗り物になったと言われています。
マルドゥークはメソポタミアの最高神であり、さすがに最高神を乗せるドラゴンであれば、そこまで弱くもなかったでしょう。
ふわふわとした話になってしまいましたが、
実力よりも、お供としての知名度の方が勝ってしまったドラゴンというのも珍しいですね。
翼をつけられるのも納得です。
それではまた!