イラストレーターが今後も生き残るにはどうすればいいのか。

クリエイターは買い叩かれやすい!?

ツイッターをやってると、クリエイター界隈でたびたび話題に上がるのが、

・クリエイターを安く買い叩く問題

です。

主に発端として、

・若いクリエイターや暇な主婦が、安価やタダで請けるのが悪い

・儲かってるベテランが友達や知人から頼まれて、タダで請けるのが悪い

などと、クリエイター側がさも悪いように言われています。

実際これは私のようなイラストレーターだけでなく、他の職種にも拡大しております。

ツイッターで話題になってたので思わず自分もツイート。

しかしどの業界でも、「安く欲しい」「できればタダで」頼みたい人、というのは前から一定数は存在するものです。

自分も駆け出しの頃は相場が分からず、言われるがまま請けることが多かったです。

ただ当時はそこまでクオリティは求められてなかった気がしますが…。

しかし当時から「スキルへの価値・対価」は極一部をのぞいて高くはありませんでした。

これは日本特有の問題として、クリエイターの仕事の適正価格が定まらないまま、ずるずる現代まで来てしまったのも大きいでしょう。

なぜイラストなどの価値は上がらないのか

悲しいことに、物価など生活に使う消費どんどん上がってるのに、

「仕事の対価・報酬は昔のまま」、という状態が今も続いています。

特に「絵のスキルは軽くみられがち」です。

絵を描けることを知ってる人から

「ちょっと簡単でいいからさ、タダで描いてくれない?」と言われる事は少なくありません。

ツイッターなどの無断転載が横行し、人の絵を勝手に使う人が絶えない事からも、この世間的な絵の評価、というのはそうそう上がらないでしょう。

しかし不景気もあって「予算が出せない」という企業が増えてきているのも事実であり、今後も低迷が予測されます(※私はその辺は、できるだけ対応はしていきたいと思っています)

こういう事もあるので、

「安く仕事を請ける人がいるから、全体の価値が下がった」と一概にいえないかもしれません。

世の中には必ず「安くで仕事をやって欲しい人」は常に存在し、

知識や経験不足で「相場を知らない人」は毎年の新人社員のように常に出てくるわけで、今後もそれは続くからです。

更に情報の量と質もどんどん上がり、ネットの普及で誰でもそれらを無料で手に入れられる時代になりました。

事実、ここ近年で様々なものがレベルアップしています。

イラストのクオリティだけならず、写真とかデザインとか音楽とか「無料で使えるもの」のがどんどん溢れてきています。

私のようにほそぼそと絵描きをやっている者には、今後もかなり厳しい競争を迫られることでしょう。

また今はそこそこ売れてる人も、油断すると転落しかねません。

イラストレーターが生き残るにはどうしたらいいの?

今後は「個人スキル」だけでなく、

「個人のブランド力」

「信頼力」

「キャラクター性」

も非常に重要になってくると思われます。

例えば

「絵も上手くて更にフォロワー数も多く、自己ブランドを確立してる人」

「写真のセンスがいいのに、ツイートがとても面白い人(面白いキャラ)」

という複合的なものです。

実際、売れてる人、稼いでる人は確実に存在するわけですから。

そのために「自分が生み出せる商品」をまず考え、それにプラスなにか、を考えていく必要があります。

例えば「絵を描ける人」はツイッターだと沢山いますが、

「絵を描けて、ギャグや笑いも取れる人」

なら、かなり限定されてきますし、見る側からも覚えやすくなります。

例えばツイッターでは、カラーコーンで有名な「やしろあずき」さんなど。

複合できない方は「ウルトラ超特化型」もいいかもしれません。

「ひたすら鳥の写真だけ撮ってる人」

というだけなのに、ものすごくフォロワーさんがいる人など、

ネットには自分の個性をひたすら伸ばし続けてる人がいます。

そう「自分の商品が出来たら、継続して発信できること」が大事です。

何もやらないのが一番ダメですよ!

まずは行動するクセを付けることから始めていきましょう!

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このブログ・サイトでは、新しくサイト移転にあたって心機一転、いろんなものにチャレンジしていこうと思っています。

今後何か動きが出たら、フリーランスのクリエイターさんに何か参考になるものが発信できたらと考えております。