今回の妖怪イラストは縄筋/なわすじ/なめらすじ、です。
固有の妖怪というより、地形、環境系、といった方がいいでしょうか。
妖怪や霊の通り道と呼ばれるものです。
中国や日本には古来から、風水の概念があり、
地形や場所にも、気の流れ、があるといわれています。
このなまらすじは、その気の流れの中でもかなりヤバいもの、と言えるでしょう。
妖怪や悪魔が通る一本道と言われ、この上に民家や建物を建てると悪いことが次々と起こるそうです。
基本的に近寄ってはいけない道で、ここで転んでケガすると治りにくい、病気になるなど、非常にやばさを感じます。
人の入れ替わり(引っ越し)がはげしい家や、ずっと空き家。
新規オープンしてもすぐ店がつぶれてしまう建物など…。
心当たりを感じることはあるのではないでしょうか。
ひょっとしたらそれは縄筋の上にあり、近づかない方がいいのかもしれません。
ちなみにこの道はもともと神様の通り道、神道だったという説があります。
信仰が薄れてしまい、そこを通っていた神様がタタリ神や妖怪になった、ということです。
妖怪に詳しい人でしたら、
「廃墟になった神社には近づいていはいけない(信仰をしなくなったことでタタリ神になってるから)
と聞いたことがあるかもしれません。
神社だけでなく、神の道すらもそうした変化を起こすということでしょうか。
縄筋を正確に探る方法は分かりませんが、
何にせよ、違和感がある場所、というのは近づかない方がいいかもしれませんね。