今回紹介する妖怪のイラストは黒坊主です。
結構マイナーな妖怪ですが、
正体が分からず黒くてもやもやしたものや、黒っぽい妖怪を総称してこう呼ぶことがあるようです。
坊主と名はついてますが、実際あまりハッキリとした姿はないこともあるようです。
残っている伝承として、
・明治時代の東京に出現
・夜になると家の中に入ってくる
・寝ている女性の寝息を吸ったり、口や頬を舐めまわす
・病気になりそうなほど生臭い
・口だけの妖怪とする説
・のっぺらぼうの一種とする説
出来れば出会いたくないものですが、それ以外の話は少なく、
特定の家に出没するのか、
はたまた特定の女性を狙ったものか、
だとしたらまた別の要因・幽霊的なものを想像してしまいます。
この黒坊主は和歌山県でも目撃例があり、
こちらは驚くと3mぐらいに膨れ、ものすごい速さで逃げていくとか。
大入道や海坊主の別名として、この黒坊主と呼ばれることがあるようですが、
見た目の外見や雰囲気が似ているということでしょうか。
実際、着物や衣類を身に着けていたかは定かではないのですが、
人家に出没するものとして衣類を身に着けた感じで描かせていただきました。
それではまた!