送り犬【山道で付いてくる/日本の妖怪イラスト】

日本の妖怪・都市伝説、他

送り犬/山犬

今回は、妖怪・送り犬のイラストです。送り狼とも。

■妖怪・送り犬とは?

夜道に知らないうちに後ろをついてくる妖怪、それが送り犬です。

東北から九州までと幅広く出没。

何かの拍子に転んだりすると、たちまち襲いかかってくる恐ろしい妖怪ですが、
すかさず何か話しかけたり、「どっこいしょ」と休憩をするフリをすれば襲ってこないんだそう。

無事に山道を抜けたり、家までたどりついたら、「ありがとう」といったり、何か食べ物を上げると、何もせずに山に帰っていくそうです。

■送り犬は実在した?

妖怪として各地に伝わっている送り犬ですが、
昔、日本の山にはニホンオオカミ、山犬が実際に存在していました。

当時、ニホンオオカミの習性で人間についてきたことや、実際に襲われたことが、怪異や妖怪として伝わった説もあります。

ニホンオオカミは残念ながら絶滅してしまいましたが、もし今も生き残っていたなら、
送り犬に襲われた!、という事件が今もなお起きていたかもしれません。

■他にも犬の姿をした妖怪は?

犬の姿をした妖怪やモンスター、霊獣は多めです。
これは犬が人間のとても身近な生き物、という証かもしれないですね。

狼男…別名ウェアウルフ。西洋の狼に変身する怪人。または人間の体に狼の頭を持つモンスター。

犬神…犬の憑き物、または犬の怨念を利用した呪術。またはその術を使う人。

すねこすり…雨の降る夜に人の脚にすりよってくる妖怪。

人面犬…体は犬、頭または顔が人間で、足が速い。UMA扱いする場合も。

狛犬…神社に2体1対でおかれることが多い守り神、守護獣。

脳みそ取り…中国の妖怪で狼男のような姿している。脳みそを好んで食べる。

それではまた!