ホラアナライオン(Panthera spelaea)のイラストです。

以前、書籍でイラストを描かせていただいてました。
なおこのイラストは別パターンもあります↓

こちらはあまりにメスっぽいので没にしたのですが、
ホラアナライオンはタテガミが少なかった、または全く無かった可能性があると言われています。
原因としては、ホラアナライオンはあまり集団や群れで暮らしておらず、
オス同士の縄張り争いも苛烈ではなかったことが挙げられます。
クロマニョン人によって描かれたラスコー洞くつの壁画でも、タテガミがない姿で残されているのが特徴です。
またそれらの壁画が洞窟に多くのこされていたことも、ホラアナライオンの由来の1つになっているようです。
もちろん少数で行動していた可能性から、実際に洞穴などを住処にしていた可能性もあります。
繁栄期にはかなり大型種になっていましたが、
徐々に小型化していき、やがて絶滅しました。
最近では、日本で発見された小型のトラ科の頭蓋骨だったものが、
ホラアナライオンの頭骨だったことが判明し、古生物界隈でも話題に上がっていました。
後期更新世の日本では、幅広く野生化でライオンが住んでいたということになります。
(ただこの発見により、日本にトラがいた可能性が薄くなってしまいました)
私たちがよく知る現代のライオンよりやや小さいようですが、
それでも当時としては大型のネコ科の生き物であることには変わりはありません。
主に当時のウマ、シカ、ウシの仲間にあたる動物を捕食していたと言われ、
それらを単独または少数で狩っていたとしたら、相当にチカラも強かったでしょう。
今後の解析が待たれるところです。
