今回のイラストはドードー。
天敵がいない島に生息し、飛べない鳥、としても有名です。
名前の由来の「ドードー」は「のろま」という意味。
ドードーは人間の存在によって絶滅した、という話でも有名でしょう。
氷河期以前からインド洋のモーリシャス島に生息していたといわれています。
それまで天敵がいなかった彼らは、空を飛ぶ必要もなく、巣も地面に作っていました。
たぶん素早く動く必要もなかったのでしょう。
「のろま」と名付けられた彼らは、人間や外来種が上陸して以降、乱獲や捕食によって急激に個体数が減少。
1681年の目撃例を最後に絶滅したといわれています。
飛べない鳥は他にもペンギンやダチョウなどがいますが、
それぞれ潜水能力やダッシュなどの新たな能力を身に着けるなどの進化を遂げました。
ですがドードーは天敵がいなかったためか、
飛べない、走れない、潜れない、という感じだったようです。
うーん、悲しい。
ですが、何よりも人間がドードーたちの住処に乗り込んでしまったこと。
乱獲で一気に絶滅に追い込まれてしまった、というのが一番悲しいですね。
今でこそ調査が進み、希少動物の保護が進んだりしていますが、
同じ過ちを繰り返さないようにしたいものです。
---現代作品でドードーの登場およびモチーフを探してみる---
話は変わりまして、
グランドセフトオートというゲームに「ドードー」という主翼が短い飛行機が登場します。
主翼が短いため飛行機なのにほぼ飛べないという…。
うーん、ゲームにおいてもなんという皮肉でしょうか。
※操作がすごく上手い方は乗りこなせるようですが、かなりシビアだそうです。
ちなみに一応、飛行機なので地面を走るだけなら車より早いです(苦笑)
ドードーは近年のファンタジーやゲーム作品においても、
ちょっと太めの、いかにも飛べなさそうな鳥などのネーミングやモチーフになっていることもあります。
例えばドラゴンクエスト4に登場する、
明らかに飛べない見た目の「ドードーどり」など。
※グラフィックが「おおにわとり」の色違いなのはツッコんではいけない…。
実際のドードーに攻撃性があったかは謎ですが、モンスターの由来など探してみると面白いかもしれないですね!!
今回のイラストは「図解大事典 絶滅動物」にて描かせていただきました!
それではまた!