ケラトサウルス/Ceratosaurus。
中生代ジュラ紀中期に現れたケラトサウルスのイラストです。
■ケラトサウルスとは?
ケラトサウルス科の獣脚類で、二足歩行していた中型の肉食恐竜の一種。
名前の由来は「角を持つトカゲ」
体長4.5~7m
中生代ジュラ紀中期~後期に生息。
約1億5,300万~約1億4,800万年前。
鼻の頭にうすい骨で支えられた突起を持つ。
背中に一列に並んだ突起がある。
指は4本だが動かせたのは3本。
外側の4番目の指は突起状で動かせなかったとみられている。
歯はサーベル状で切れ味が良い。
■肉食恐竜のクチビル説はあてはまるか?
近年、肉食恐竜にはクチビルがあるという説が濃厚になってきていますが、
ケラトザウルスは、上の牙が長いため、クチビルに相当する部分がなかったという可能性が高いようです。
尻尾が柔軟に動くため、半水棲の説もあがっています。
水辺および水中をメインに生息しているならば、現代のワニのようにクチビルが無かったかもしれません
(ただこの水棲説は薄いと言われています)
■ジュラ紀の恐竜
ケラトザウルスはアロサウルスと同時期に生息していたと考えられています。
ジュラ紀に生きていた生物は他に、
アパトサウルス、ステゴザウルス、ブラキオザウルス、ディプロドクス、アーケオプテリクス、イクチオサウルスなどがいます。
ケラトザウルスはアパトサウルスの子供などを捕食していたと言われていますが、
鋭い牙で襲われたらひとたまりもなかったでしょう。
それではまた!