ニホンカワウソ/Lutra nippon/Lutra lutra whiteleyi
今回のイラストは、1979年を最後に姿を消し、絶滅したと言われている「ニホンカワウソ」のイラストです。
本イラストはユーラシアカワウソをもとに製作しましたが、
wikiによる情報や標本から見るに、もう少し両目が頭の上向きに突き出したような形が近いかもしれません。
目が上についてることにより、頭蓋骨もややのっぺりとした平べったい形になっているようですね
(剥製が残ってるとはいえ、どこまで肉付きがあったかは謎です…)。
生息地は北海道から長崎県の離島まで、かなり幅広く生息していたようです。
ここまで幅広いと、各地域の個体差も若干あったかもしれません。
実際、見つかる場所によってはユーラシアカワウソのDNAだったりするようで、
全国的にいたと思っても、ニホンカワウソは元から少なかったのかも…。
絶滅した今となっては調査することもできないのが惜しまれますね。
そんなニホンカワウソ、日本人にとって身近な存在で、妖怪・河童の由来になったとも。
ですが毛皮や肝臓を目的とした乱獲があいつぎ、あっという間に個体数を減らしてしまったようです。
人口の増加や文明の発展により、絶滅に追い込まれてしまった生物の1種ともいえるでしょう。
この記事では、2012年に絶滅動物と指定されたことから「絶滅した動物」として扱わせていただきました。
ですが、2020年にも目撃情報があり、生き残っている説もあります。
まだまだ未開発の山が多い日本。どこかで生き残っていてほしいですね!
それではまた!
ー--ファンタジーやゲームで見る「カワウソ」の扱いー--
このブログでは、動物や昆虫の紹介とともに、ゲームなどのキャラクター・敵キャラのモチーフになった余談も併せて載せていたりしますが、
カワウソをモチーフにしたキャラ・モンスターは非常に少ないようです。
ドラゴンクエストは幅広くモチーフを取り扱ってるですけど、探せませんでした。
ポケットモンスターで近いのを上げると「ブイゼル」「フローゼル」でしょうか。
ですがこの2体、「うみイタチポケモン」となっており、イタチがベースのようです。
はっきりとした、カワウソがモチーフ、というは現状いないようですね。
今後に期待したいところです。
かわいらしい見た目からか、どちらかというとマスコット枠かもしれないですね。
モチーフとしてもちょっとレアなカワウソ君。
アニメやマンガでも探してみてはいかがでしょうか!