プシッタコサウルス/Psittacosaurus
原始的な角竜下目に分類される4足歩行の恐竜、プシッタコサウルスのイラストです。
オウムのような口、尾の付け根から背中側に伸びたブラシ上の毛が特徴。
生息時期は、中生代白亜紀前期アプト期からアルブ期(約1億3,000万~9,960万年前)
化石が発見された地域はモンゴル、中国、タイ。
それまで単独で生活するとされていた角竜ですが、30体以上の大量の化石として発掘され、群れや集団で生活していたことがわかりました。
角竜下目といえば代表恐竜はトリケラトプスで、当時は祖先のように思われていましたが、
途中で分岐した恐竜のようです。
プシッタコサウルスは地味な恐竜に思えますが、
この恐竜は皮膚の色が判明している、という珍しい恐竜です。
背中側は濃い褐色、お腹側はそれより薄い色、だったと言われています。
また同時期に生息していた、レペノマムス・ロブストゥスから捕食されていた、ということも明らかになりつつあります。
レペノマムス・ロブストゥスはアナグマに似た哺乳類とされ、胃袋からプシッタコサウルスの骨が発見されています。
体重・体格差があるので、小柄な哺乳類が狩りを行うのは難しいと思われますが、
すでに死んだ個体、弱ってる個体、また恐竜の子供などは、同時代の哺乳類から捕食されてた可能性があるとのことです。
それまで、恐竜の方が優位で一方的に哺乳類を捕食していた、という研究を決定的に覆す発見となりました。
恐竜の時代にも、哺乳類たちは逞しく生きてたんですね。
また大きな恐竜が死んだ時は、その亡骸が周囲の生物たちの恵みになっていたのかもしれません。
参考URL:https://karapaia.com/archives/52324259.html
それではまた!