アンドリューサルクスのイラストです。
アンドリューサルクスは始新世中期、モンゴル~アジアに生息していたと思われる原始的な哺乳類で、大きな顔とアゴが特徴です。
学名:Andrewsarchus
生息年代:約4,500万- 約3,600万年前
発見場所:中国・ゴビ砂漠・内モンゴル
長さ80㎝、幅50㎝を超える大きな頭蓋骨とアゴを持つ。牙も一本一本が大きく鋭い。
史上最大の陸生肉食獣と言われています。
アンドリューサルクスは蹄(ひづめ)を持つ有蹄動物で、
近縁にエンテロドン類などが推測されていて、復元図もそちらに近い形となっています。
※エンテレドンはクジラやカバに近い種と考えられているが、見た目はイノシシっぽい姿をしている。
そのせいか復元図も頭が大きめに強調されたものとなっています。
ややアンバランスに見える大きな頭部と、それを支える巨体のせいか、
動きはそこまで機敏ではなかった様子。
弱った小動物や腐肉を漁っていたのではないかと想定されています。
ただ胴体の化石は未発見のため、全長・体長などはまだ謎のまま。
胴体が発見されたらまた変わるかもしれない絶滅生物の1種ですね。
それではまた!