【巨大なツノを持つ】ケブカサイ/ケサイ【絶滅した動物のイラスト】

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今回の動物のイラストはケブカサイ(ケサイ)。

寒い地域に住んでいたため、全身が茶色く長い毛に覆われていたと考えられています。

頭に2本のツノがあるのが特徴。
特に、鼻先のツノは1メートルにも達するほど長かったとか。

これだけ長いと武器として使いづらそうな気がしますが、
エサを探すために用いたり、異性へのアピール等に使われていたのでしょうか。

体重は推定3~4トン。
重たい頭部を支えるために、肩の上の背骨が上方に長く、大きくなっており、
とても筋肉が発達していたと思われます。

現代に生き残っていれば、間違いなく圧巻の動物だったことでしょう。

生態は氷河期に生きていただけあり、
全身、長い毛に覆われて耳は小さい、とマンモスとの共通点があるようです。

またそのマンモスの化石と同じ地域から出土しており、
ケブカサイとマンモスは共存していたと思われます。

寒い地域に生息していたおかげか、
ほぼ全身残った状態で発見されることもあり、
大きなツノ、ほぼ現代のサイと同じ姿、
そしてやはり長い毛を持っていたことが確定となっているようです。

サイはほとんど天敵がいないと言われる動物の種類でもあり、
絶滅した原因は気候変動が有力のようですね。

ケブカサイは最終氷期、おおよそ1万年前に絶滅してしまったようです。