フクロウナギのイラスト。
ご依頼で描かせていただきました。
フクロウナギ／袋鰻／Pelican eel
深さ550～3000ｍ、最大7800ｍの中層に生息する深海魚。
日本だと宮城県～高知県の太平洋側、
小笠原諸島近海で比較的普通に見られるらしい。
体に似合わない大きく開く口を持つ。
泳ぐときは口は閉じていて、平たい頭をしている。
獲物を見つけるとゆっくり大きく口を開いて、静かに海水ごと包みこむように食べてしまう。
獲物を包み込んだ後は、♪のような姿に見えるとも。
大きく膨らんだ口は、ゆっくりエラから海水だけを吐き出して少しずつ元に戻っていく。
なお、元気よく泳ぎまわるタイプではなく、
どちらかというと緩やかに漂いながら生活しているようです。
自ら獲物に積極的に向かっていくよりも、尻尾の先を発光させることで、獲物をおびき寄せると言われている。
ーフクロウナギの特徴まとめー
名前：フクロウナギ／袋鰻
学名：Pelican eel
ウナギ目フクロウナギ科
生息する深さ：中層域。500～7800m（最大）
生息地：日本近海他、世界の温帯域
大きさ：全長 約75㎝
主食：小型の甲殻類
主な特徴：平たい頭。大きく袋のように広がる口。発光する尻尾。
似たような種類にフウセンウナギがいる。
図解大事典 深海生物にて描かせてイラスト描かせていただきました。
独特の外見のおかげか、ゲームの敵モンスターやモチーフとして採用されることもあるようです。
最近のゲームだと、フォーエバールミナスにそのまんまフクロウナギとして登場していますね。
