【葉っぱで巣を作る】カバキコマチグモ【リアル生物イラスト】

今回のイラストは日本国内でもかなりの毒性を持つ、
カバキコマチグモ/Cheiracanthium japonicumです。

漢字で書くと「樺黄小町蜘蛛」。
体長は9mm~15mmと小柄なクモです。

色味は褐色~オレンジ気味から緑がやや入るなど個体差がありますが、
顔から張り出した大きい牙、足の先に黒い毛が密集しているという特徴があります。

このカバキコマチグモは、
母クモは子供を産むと、その子グモ達に母体をエサとして捧げるという習性があります。

母親を食べるクモはムレイワガネグモ等、いくつか確認されているようですが、最後まで献身的な母の愛と言えますか。

生物の進化で見れば、進化の流れで最も生存効率を上げるために選択されたものといいますか、
人間の目線から見ると何とも複雑な気持ちになりますね。
ちなみにオスは交尾したらとっとと去っていくらしいです(^^;