今回は滝夜叉姫のイラストです。

滝夜叉姫は、平将門の娘、と言われている伝説上の女性。
妖術を身に着けた後に鬼となった、と言われています。
昨今の作品でも、伝説の人物、妖怪、鬼、侍、武人…、
と幅広いジャンルで扱われることが多いですね。
滝夜叉姫とは
平将門には五月姫(または滝姫)、という娘がいました。
娘は尼僧となって生涯、仏教に使えたと言われています。
ですがその生い立ちもあってか、とある本で、
「父親のために復讐の鬼と化した物語」が描かれて以降、
各地で様々な伝承が生まれたようです。
その物語によると、
滝夜叉姫とは、
父の復讐のために決意した五月姫が、
剣と鏡と胴の鈴を持ち、松明を咥え、筑波山に参るうちに妖力を身につけた姿、
というもの。
妖力・妖術を操れるようになった五月姫は、名前を滝夜叉姫を変え、自身も鬼と化しました。
鬼となった滝夜叉姫は、周りの妖怪や落ち武者たちを味方につけ、砦を作り、源家への反撃と父の復讐を計画します。
朝廷もこれに気づき、討伐軍を送るも、
妖術の前に普通の兵士は成すすべがなく全滅してしまいます。
そこで源頼信は、陰陽師である大宅中将光圀を向かわせ、激しい戦いが始まります。
滝夜叉姫も、妖術で巨大な「がしゃどくろ」を呼び出し、応戦します。
妖力が交わる激しい戦いの後、
ついに滝夜叉姫は倒れました。
打ち負かされた滝夜叉姫は、
悲惨な最後を遂げた説、父と同じく怨霊になった説、
普通の尼に戻った説、記憶を失いそのまま生き延びた説など、
複数の説があります。
もちろん、妖術を身に着けた話や鬼になった話は後の創作によるものですが、
父親があの平将門だけあって、そういう話が生まれるのも、何となくわかる気がしますね。
イラストでも胸に鏡をかけ、刀を持ち、
「戦う女性」として、描かれることが多いようです。
今回の滝夜叉姫のイラストは、
「ナンバーワン決定バトル!サムライ最強王者大図鑑」(宝島社様)
にて描かせていただきました!
それではまた!

