今回紹介するのは日本の妖怪、以津真天(いつまで)です。
戦場や飢餓で倒れた人をそのまま放っておくと、この怪鳥がやってきて、
「いつまで~、いつまで~」と鳴くそうです。
その特徴は伝承によると、
・ヘビのような体
・するどいツメ
・曲がったくちばし
・人間のような顔
だそうです。
それ以外にも化け鳥、黒い雲のようなものに覆われていたとか説があります。
どこからやってくるのは不明ですが、
疫病が流行っていた時に毎晩のように現れたり、
戦場で倒れたものの怨霊がこの妖怪になるとも言われていることから、
かなり不吉な妖怪と言えそうです。
攻撃的な見た目とは反対に、危害をくわえることはないようです。
とはいえ体が長く、不気味な鳥を見かけたら用心したいものですね。