ヨコバイガラガラヘビ/サイドワインダー【ヘビのリアルイラスト】

マムシの仲間、ヨコバイガラガラヘビのイラストです。

その特殊な移動方法から別名、サイドワインダーと呼ばれることもある毒蛇です。

分類:クサリヘビ科ガラガラヘビ属

分布:アメリカ合衆国西部

全長:50~80㎝

その他の特徴:目の上に突起を持つ。

他のガラガラヘビと同様、尻尾をふるわせて音をだすことができる。

クサリヘビ科だけあって、独自の模様がありますが、他のクサリヘビ科よりはやや薄目で主張は控えめです。

体の柄が控えめなのは、砂の中に体をうずめて敵を待ち伏せるのに適した結果なのかもしれません。

名前のとおり、砂の上を体をくねらせながら横ばいで移動します。

この動きは、なめらかな砂の上だけでなく、角度のある砂丘も登ることを可能にしています。

研究者も近縁のクサリヘビ13種で調査しましたが、どれも砂丘を上ることはできず、
ヨコバイガラガラヘビだけが登ることができたそうです。

まさに固有の特殊能力と言えるでしょう。

サイドワインダーは武器や技のネーミングにも採用されていたりします。

アメリカで開発されたミサイル「AIM-9」は、
蛇行しながら飛行し、熱源を追いかける性能をもつことから「サイドワインダー」の愛称で呼ばれています。

まさにヨコバラガラガラヘビを思わせる愛称だと言えるでしょう。

ゲーム「ファイナルファンタジー」にも11以降にも「サイドワインダー」のそのままの名前で登場。

残念ながらカエルを即死させる効果はありません…。
ネーミングの響きの良さで採用されたような気もしますね。

ヨコバイガラガラヘビはゆいいつ砂丘を登れる特徴を持つことから、
その動きが研究され、狭い所を移動するヘビ型ロボットの研究の参考になっているようです。

今後は、サイドワインダーというそのまんまのヘビ型ロボットが登場するかもしれませんね。

それではまた!