日本に生息する毒ヘビの1種、ヤマカガシのイラスト。

全長60~150㎝。
毒を持つヒキガエルを捕食し、毒を蓄えるそうです。
性格は臆病なので、よほどな事ではない限り人が近づくと逃げていきます。
ヤマカガシの毒牙は上アゴの奥にあり、咬まれても毒を注入される確率は低いと言われています。
そのためか、1972年までは無毒な蛇と思われていました。
確率は低いとはいえ、毒を噴射することもあるので油断は禁物。
体の色は地域によってさまざま。
共通して頭部から尾まで黒い斑点が入るという特徴はあれど、斑点が薄かったり、赤色が強くでたり、黒、青、茶が全体に出ているものもいたり、個体差がとても大きいヘビです。
他のヘビとの見分け方は、独自の斑点の他、目が丸くてクリっとしていること。
背中のウロコに独自のキール(突起)があり、パッとみて、ツヤがなく、ざらざらしているような特徴があります。
名前から、山奥に生息していそうですが、カエルや小型爬虫類を捕食するため、水辺や田んぼにも出没します。
いわゆる自然を感じるところであれば、生息している可能性があるので、そうした場所での散策には気を付けたいですね。
今回のイラストは「図解大事典 猛毒生物」にて描かせていただきました。