絶滅した生き物、ティラコレオのイラストです。和名はフクロライオン。

ティラコレオの復元図は多くのバリエーションがあります。
森の中で生活していたことから、
シマシマ、まだら、斑点、などなど多数に想像されています…(※1)
今回は斑点風に描かせていただきましたが、
最近の復元画では、背中から尾にかけてシマシマ模様が入る姿、が多いかもしれません。
ティラコレオとは
名前:ティラコレオ/Thylacoleo
体長:120~130㎝
重さ:約100kg
(小型のヒョウぐらいの大きさ)
発見地域:オーストラリア
特徴:カンガルーなどと同じく、お腹に袋があったとされている。
前足の親指の可動域が広く、木登りが得意、または樹上で生活していた可能性がある。
森の中に生活圏があったことは確実なようで、そこから背中にカモフラージュのために模様があったと想像されています。
尻尾も長く、筋肉が発達していたという見方もあり、
カンガルーのように後ろ足で立つときに支えにしていたという説もあるようです。
なお、名前に「ライオン」と入っていますが、ネコ科とは全く別の種類で、
コアラやウォンバットの親戚にあたります。
ティラコレオの生態
独自に進化させた鋭い歯を持ち、
更に、がっしりした上半身、と袋を持つ以外にも特徴的な姿が骨格からも見られます。
骨格やDNAの調査から、コアラやクスクスに近く、草食動物かと思われている時期もありました。
が、今は、大きく鋭い切歯から肉食だったと想定されています。
現代の肉食獣にあるような犬歯(牙)にあたる歯がない代わりに、
大きく鋭く伸びた前歯と、ナイフのような奥歯が非常に特徴的です。
犬歯のようにするどい前歯で噛みつかれたら、抜け出すのは難しかったでしょう。
奥歯も、噛み砕くというよりも切断、
に特化した歯のおかげで、
ライオンやトラ以上に、高い裂傷力を持ち、更に強靭なアゴを持っていたと想像されています。
また前足にも、可動域が広い親指を備え、木登りも得意だったと思われます。
早く走れなかった分、木の上で待ち伏せして、狩りを行っていたと思われますが、
草食動物にとっては最も恐ろしい捕食者だったことでしょう。
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西オーストラリアの洞くつの原石壁画には、大きな獣と人間を描いた図が残っています。
この獣をティラコレオだ、という説もあり、(またはフクロオオカミ)
大陸にたどり着いたアボリジニ達はその姿を見ていたかもしれません。
ただティラコレオはその時点でも脅威の捕食者であり、
人類の土地開拓には驚異的な存在だったことでしょう。
壁画に残るぐらいですから、
人類との狩る・狩られる、といった場面も少なくなかったかもしれませんね。
ティラコレオは今も生きているか
オーストラリアでは、大型の猫のようなUMAがたびたび目撃されています。
その名前は「クイーンズランド・タイガー」。
UMAとしてはタスマニアタイガーの名前もあがることはありますが、
こちらは実在&および絶滅した生き物になるので、別物として扱います。
またタスマニアタイガーはオオカミのような顔にたいして、
クイーンズランドタイガーは、丸みを帯びた顔、と言われていることから、
全く別の種類と想定されています。
未確認生物が1匹でも2匹いたとしてでもおかしくないですからね。
オーストラリアでは、ドロップベア、という都市伝説もあります。
クイーンズランド・タイガーは最初、目撃者が「牙があった」という話から、
ティラコスミルスの生き残りではないかと言われていました。
しかしティラコスミルスの化石が発見されているのは南米だけであり、
地理的な条件からかなり厳しいです。
そこで、ティラコレオの生き残りではないか、という説が高まってきたのです。
ただティラコレオも絶滅したのはおよそ5万年前であり、かなり気が遠くなるような年月です。
どちらにしろ、
タスマニアタイガー、ティラコスミルス、ティラコレオ、
いずれのどれかでも発見されたのなら、もしくは、まだ見たことがない生き物が発見されれば、
歴史的な大発見となるでしょう。
自然の中でそっとしておいてほしい気持ちもありますが、
オーストラリアでは今も未確認生物が出現していると聞きます。
ちょっと正体を見てみたいとも思ってしまいますね。
それではまた!
※1参考サイト:https://tetzoo.com/blog/2025/11/24/thylacoleo-the-incredible-marsupial-lion
