大型の翼竜・ケツァルコアトルスのイラストを描きました。

最大級の翼竜で、翼を広げた横幅は10m以上、最大で15mになったと言われている。
今でも飛べたか・飛べなかったか、の議論が絶えないケツァルコアトルス。
まだまだ不明な部分も多く、体重も70kgしかなかったという説から、200kgを超えていた説まで様々あります。
高いところから飛んでた説、がんばって助走してた説、そもそも飛ばなかった説も。
そもそも飛ばなかった説では、
大型肉食恐竜のように、生息地域の中で食物連鎖の頂点にいたため、飛ぶ必要もなかったと考えられていて、最近の(この記事を書いた時点では)研究ではかなり有力です。
食性もまだハッキリしてないため、まだまだ謎の多い生き物です。
名前の由来はアステカ神話に登場するヘビの神様から。
頭にトサカがあるのは確定しているようですが、実は化石はそんなに見つかっておらず、バラバラの個体をつなぎ合わせて推測されています。
化石、骨格だけ見ると頭でっかちなヒョロヒョロのイメージに見えていますが、
生きていた時にはその巨大な翼から、まさに神のように威厳や迫力のある姿だったでしょう。
ケツァルコアトルスをモチーフにしたキャラクター
翼竜の中でもプテラノドンに並んでメジャーなケツァルコアトルス。
ヘビの神様の名前をそのまま持ってるだけあり、いろんな作品やゲームに登場しています。
特撮では、
・仮面ライダーW(怪人)、仮面ライダーリバイス(戦闘フォーム)、
・獣電戦隊キョウリュウジャー(ケツァルクロス)など。
余談ですが、爆竜戦隊アバレンジャーに登場するトップゲイラーあたりも、モチーフになっていそうですが、
あちらは、トゥプクスアラというかなりマイナーな翼竜がモチーフだったりします。
ケツァルコアトルス以外の巨大な翼竜たち
ケツァルコアトルスが生きていた時代にも他にも巨大な翼竜がいたと推測されています。
・タナトスドラゴン アマル(Thanatosdrakon amaru)/アルゼンチンの9千万年前の白亜紀の地層から新たに発見された翼竜の1種。翼を広げたサイズは約9m。
・ハツェゴプテリクス/ルーマニアの小さな島に生息していたという翼竜。頭部が大きめで首はやや短い。翼を広げた幅は約12m
今回のケツァルコアトルスのイラストは、「大迫力!恐竜・古生物大百科」にて描かせていただきました。