今回のイラストは、海洋生物からハブクラゲ/Chironex yamaguchii です。
5月から10月にかけて見られるクラゲで、沖縄のような温かい海に生息。
日本近海いるクラゲの中では最も強い毒を持っていると言われています。
アンドンクラゲのような立方体の傘を持つクラゲでほぼ透明。
アンドンクラゲは四隅から細い足が伸びますが、ハブクラゲは傘の四隅から7~8本に枝分かれした触手が特徴です。
触手は1.5m以上伸びるそうなので、本体を見かけたらすぐにその場を離れましょう。
ですが透明なのに加えて、浅瀬にまで入り込んでくるのがとても厄介。
刺されるとミミズ腫れのようになり、めまいや呼吸困難になることも。
もしクラゲに刺されてしまったらすぐに近くにいる人に助けを求めるか、救急車を呼んだ方がよさそうです。
なおハブクラゲやアンドンクラゲの触手に刺されてしまったら、食酢で患部を洗い流すのが効果的だそうです。
ですが他のクラゲには逆効果になることもあるので、
分からない場合は、海水で患部を洗い流した方がよさそうです。
海のレジャーは楽しいけど、危険がいっぱい。
泳ぐときはクラゲ侵入防止があるネットがある海水浴場など、
事前に調べておきたいですね。
それではまた!
※ハブクラゲのイラストはご依頼により「図解大事典 超危険生物」にて描かせていただきました!