雪山によく出現するという妖怪、かまいたち/鎌鼬/Kamaitachi、のイラストです。
芸人の方ではありません(笑)
本来、姿はほとんど見えないそうですが、図鑑のイラストの都合もあり(?)、
イタチの姿として描かせていただきました。

1.妖怪・かまいたち/鎌鼬とは?
・出現地域:寒い地域。雪が積もる野山。
・つむじ風にのって、通りすがりの人間を切りつける。
・かまいたちに切られた跡の傷は、鋭利な刃物で切られたようだという。
・傷は最初は痛まないが後からひどい出血を伴う。
・肌を出している部分、特に足元が狙われやすい。
・基本的に姿は見えない。
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もともと姿は見えない妖怪のようです。
名前のとおり、そのまんまイタチの姿もなんなので、少しモンスターっぽいイラストにしました。
Wikiによると「構え太刀」がなまって「カマイタチ」になった説がありました。
つむじ風に乗って近づき、足を出した人を好んで狙うそうです。
今考えると、
昔は雪山でも足をあまり覆わずに歩いていたことや
なじみやすそうな動物の名前に変化したことから、
外で遊ぶ子供に
「寒い日はちゃんと防寒具を身に着けよう!」
「足を出してると、かまいたちに切られるよ!」
みたいな感じで、
いわゆる、注意喚起、として生まれた妖怪、かもしれないですね。
「ちゃんと服着ないと、かまいたちが来るよ!」って結構インパクトありそうですし(笑)
2.ゲームのかまいたち
鎌鼬は、和風や日本を題材にしたゲームにもしばしば登場。
主に敵キャラ、敵モンスターとしての出番が多いかもしれません。
ちなみに「ポケモンのニューラ」のモチーフにも鎌鼬が入っていると言われています。
ニューラの名前の由来に鼬が入っているからですね。
例えばニューラの英語名は、Sneaselですが、
このネーミングは、sneaky(卑劣な)、weasel(イタチ)を合わせたものと言われています。
また鎌鼬は、姿が見えないことから、暗殺者を連想させ、
ニューラにも「あくタイプ」が入っているのでは、という説もあります。
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ゲームのタイトル名として、「かまいたちの夜」も知られているかもしれません。
もはや妖怪とは全然関係ないゲームのですが、
かなり怖いサウンドノベルゲームだった記憶があります(笑)
妖怪とは関係ない、と書きましたが、かまいたちの夜2だったかで、
選択肢によっては、主人公が鎌鼬のようなものに襲われるシーンがあった気がします。
※かまいたちの夜シリーズ30周年を記念して、
2024年9月19日にNintendo Switch、PlayStation 4、Steamにて発売決定!
気になる方は遊んでみよう!
ちなみに私、九州生まれですが、
この妖怪の噂、もしくはそれに近い伝承を聞いたことがないので、
やはり、山深い、寒いところの妖怪なのかな、と感じます。
それではまた!
※永岡書店様「妖怪ひみつ大百科 」掲載:妖怪04/p35
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