雪山によく出現するという妖怪、かまいたち/鎌鼬のイラストです。
芸人の方ではありません(笑)
本来、姿はほとんど見えないそうですが、図鑑のイラストの都合もあり(?)、
イタチの姿として描かせていただきました。
■妖怪・かまいたち/鎌鼬とは?
・出現地域:寒い地域。雪が積もる野山。
・つむじ風にのって、通りすがりの人間を切りつける。
・かまいたちに切られた跡の傷は、鋭利な刃物で切られたようだという。
・傷は最初は痛まないが後からひどい出血を伴う。
・肌を出している部分、特に足元が狙われやすい。
・基本的に姿は見えない。
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もともと姿は見えない妖怪のようです。
名前のとおり、そのまんまイタチの姿もなんなので、少しモンスターっぽく。
Wikiによると「構え太刀」がなまって「カマイタチ」になった説がありました。
つむじ風に乗って近づき、足を出した人を好んで狙うそうです。
今考えると「雪山」+「素足」ということ、なじみやすそうな動物の名前に変化したことから、
外で遊ぶ子供に、寒い日はちゃんと防寒具を身に着けようとか、そういう感じで産まれた妖怪なのかなぁとも思ってしまいますね。
「ちゃんと服着ないと、かまいたちが来るよ!」って結構インパクトありそうですし(笑)
最近の方ならゲームの「かまいたちの夜」とかが有名ですかね?
もはや妖怪とは全然関係ないゲームのですが、かなり怖いサウンドノベルゲームだった記憶があります(笑)
ちなみに私、九州生まれですがこの妖怪の噂、もしくはそれに近い伝承を聞いたことがないので、やはり山深い、寒いところの妖怪なのかな、と感じます。
それではまた!
※永岡書店様「妖怪ひみつ大百科 」掲載:妖怪04/p35
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