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【猛毒生物!】ハブ【蛇のリアルイラスト】

動物・昆虫・海洋生物など

今回のイラストはハブ。

猛毒を持つことでも有名な、日本でも最大級の毒蛇です。

※本ページは、日本国内の有毒生物を扱うことから、情報を追記しました/2025年11月

そもそもハブとは?

日本でも見られる猛毒を持つハブの特徴として、

・日本固有種で南西諸島に生息
・クサリヘビ科ハブ属
・夜行性
・全長100-240センチメートル(日本のヘビとしては最大級)
・攻撃性が高い
・エサは小型の哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類など幅広い
・農家にとってはネズミなどの害獣を駆除してくれる利点も
・人の生活に身近で危険な有毒生物の1種
・ハブ酒や唐揚げなど食することができる

クサリヘビ科というだけあって、クサリを並べたような模様が特徴。

ですが島によって微妙に異なり、同種でもかなり個体差が出ます。

同じハブでも、班の模様が離れたり、繋がったり、
またタイワンハブらとは微妙に模様の付き方も異なります。

頭部は三角形で、一般的なヘビ(アオダイショウやヤマカガシ)とちがって、
頭と胴体の付け根がわかりやすく、クビレがある感じといいますか。

これ以外にも、夜行性のヘビによくある特徴として、瞳孔が基本、タテ型です。
(昼間に活動するヘビは瞳孔が丸い)。

ずっとタテ型というわけではなく、
明るい所ではより瞳孔が細く縦長になり、暗い所だと瞳孔が丸くなります。
ネコと同じような感じですね。

現地では生態系のほぼ頂点にたっていますが、
体が小さいうちは、大型の蛇、アカマタに捕食されることがあります。

ハブの毒

ハブの毒は「出血毒」

コブラなどの「神経毒」とは別の毒になりますが、危険性は非常に高いです。

ハブの牙は通常は口の中に折りたたまれていますが、
大きく口を開けるときに、前2本の牙が大きく飛び出すようになっていて、
これを相手に突き立てます。
※蛇の毒牙は、生え変わりの時は3本ないし、4本になっている時があります。

噛まれるとすぐに激痛が走って膨れ上がり、処置が遅れると、血管や筋肉の組織を破壊します。

現在は血清や治療法の発達により、死亡率は大きく低下しましたが、それでも迅速な対応が必要です。

噛まれたら、慌てず走らず、迅速に救急機関に連絡し、対応を待ちましょう。

傷や炎症だけでは咬んだヘビの特定は難しいので、
できれば、咬んだヘビがどんなヘビであったか、覚えておくことも大切だと聞きます。

似たようなヘビに、ヒメハブ、サキシマハブなど、
そして同じぐらいのサイズにアカマタ(無毒)など、多数のヘビが沖縄県にいます。

 ・ハブ/全長100ー240センチ
 ・サキシマハブ/全長60-120センチ
 ・ヒメハブ/全長30-80センチ

 ・アカマタ/全長80-200センチ(無毒。ハブより頭部が小さく体に赤っぽいシマ模様が入る)

友達や家族が咬まれた場合も同様で、咬まれた時間をすぐにメモするか、カメラで写真を撮るなどして、救急へ連絡しましょう。

大きさがハブより小さく、模様が少し異なるぐらいで、
夜間などでは見分けがつきにくいのですが、大体の長さを覚えておくといいかもしれません。

ハブ、またはそれ以外のヘビについて、沖縄県のホームページでも、
リーフレットが配布されています。
 沖縄県ホームページ ーハブについて

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毒を持ち、見た目のインパクトからも、
どうしても忌み嫌われてしまいますが、害獣ネズミの天敵であり、
「毒さえなければハブほど役に立つ動物はいない」
と言われるほど。

それでも性格は攻撃的で、噛みついてはくるので、近づきたくはないものですが、
その攻撃性のおかげで、森の中の生態系が守られているとも言えます。

ハブとマングースに終止符

※2025年11月追記

よく、ハブ退治にマングース(フイリマングース)が持ち込まれたと言われますが、
こちらはマングースの特性をよく理解されてなかっただけに失敗となった話は、よく知られているかと思われます。

1979年、ハブ退治を目的として、マングースが30匹持ち込まれ、放たれました。

ですがマングースはハブを退治するどころか、野生化し大繁殖。

現地の小型の動物や昆虫を捕食するようになりました。

ハブは夜行性、マングースは昼行性であることに加え、
マングースは積極的にヘビを襲うことはなかったのです。

そもそも生態系の上に位置するハブは、マングースにとっても危険な相手。

そんな相手より、弱く小さな生き物を捕食した方が、
マングースにとっては都合が良いのは、今思えば当然な話ですね。

そして被害は在来種だけでなく、家畜のニワトリや家ネコを襲うまでに拡大していきました。

こうして、
「ハブの天敵」になるはずだったマングースは完全に「害獣」化。

現地の生態系を脅かしはじめたことで、駆除チームが結成されて、一斉拒絶に乗り出したものです。

長く地道な戦いは2018年のマングース駆除を経て、6年間確認されなかったことから、
拒絶達成の宣言が、2024年9月に発表されました(※1)

マングースは45年かけて駆除されましたが、その数は約3万2600匹。
たった30匹のマングースからここまで増えたのも驚きです。

ネズミ駆除などに役立つ反面、毒を持つため嫌われ者のハブ。
できれば人間と共存する環境がいいと思うのですが難しいですね。

それではまた。

※1参考サイト:
Science Portal/奄美大島のマングース根絶、多難な道のりと外来生物のこれから
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/interview/20250106_e01/