今回の紹介イラストは、日本の各地に出没する妖怪、白坊主です。
この白坊主は、各地ごとに特徴が異なりますが、
外見が伝わっているのは、大阪に伝わる白坊主で、
・目も口も耳もない
・風船のように丸く白い体
・のっぺらぼうの一種か
・着物は紺色
・これといった実害報告はない
というのが主な特徴のようです。
伝承が残されているとはいえ、顔ははっきりしない、または顔がない、という感じみたいですね。
それ以外では、
・狸、狐、カワウソが化けて人を驚かすもの
・白い布切れに手足が生えたもの
・白坊主は災難の前触れ
などなど各地や伝承によって様々あります。
黒坊主のように黒く影っぽいのとは真逆で、
白くて丸っこいというのが特徴ですが、
黒い影ならまだしも、当時の日本に、白くて風船のように膨らむもの、
というのはあまり無いと思われますし、見た人は腰を抜かしたのではないでしょうか。
布切れ説もあることから一反木綿も想像しましたが、
空を飛ぶような感じではないので、また別の種類かもしれませんね。
それではまた!