ケナガマンモス【氷河期の巨象】絶滅動物｜-Woolly Mammoth Extinct animals

ケナガマンモスのイラスト。図解大事典絶滅動物にて描かせていただきました。

氷河期に生息していたという巨獣で、全身を覆う長い毛と長い鼻、曲がった牙が特徴です。

またサーベルタイガーとならんで、
現代の作品やゲームのキャラクターやモンスターのモチーフになることも多い絶滅動物です。

ケナガマンモスの主な特徴。

学名：Mammuthus primigenius

生息地域：ユーラシア大陸から北アメリカ、北海道まで幅広く分布

推定体長：4～6ｍ/肩高：3.5ｍ

推定体重：6～8ｔ

ケナガマンモスは、寒い時期に生きていただけあって、
寒さに強い体を持っていました。

ゆえに現代の象とは異なる特徴がいくつかあります。
特に、
　・全身を覆っていたであろう長い毛
　・冷気に触れにくくするように小さくなった耳
　・お尻も守るように幅広めの尻尾

などなど、ケナガマンモスならではの特徴があります。

4000年前までいきていたといわれる、最後のマンモスの種で、
幅広く生息してたと同時に、当時の人類との関わりも見られます。

特にマンモスは人類の狩猟対象であり、その牙や骨は有効に活用されたようですね。
ケナガマンモスは、その毛皮もうまく利用されていたかもしれません。

また寒い地域に住んでいたせいか、多くの化石が発掘されています。

特に永久凍土から発掘されたマンモスは、毛や軟体部分も残っていたりして、貴重な研究の対象となっております。

古生物の中でもトップクラスの知名度があると思われるマンモス＆ケナガマンモス。

マンモスをキャラクターやモンスター化したゲームは結構あると思います。

「象」というモチーフ自体、キャラクター性が強いので、
そうしたキャラやモンスターの亜種、色違いでも登場します。

RPGなどによっては、中ボス～終盤の強敵だったりしますね。

・ドラゴンクエスト５では「ダークマンモス」が登場。

こちらは「パオーム」というモンスターの上位種（色違い）にあたります。

「パオーム」がアフリカゾウの見た目まんまなので、
耳がでかくて体がツルツルのマンモス、になってしまってます。

どちらかというと「コロンビアマンモス」が近いかもしれません。

「コロンビアマンモス」は「ケナガマンモス」より耳が大きかったのではないか、と推測されますが、
マンモスの種は全体的にあまり耳は大きくなかったようです。

・ドラクエモンスターズ２イルルカに「マンモデウス」が登場。

同じくドラクエシリーズから、
モンスターズに、氷の鎧をまとったような巨大なマンモスのモンスターがいます。

こちらは見るからに氷属性で、明らかにマンモスがモチーフと言えるでしょう。

巨大で重量感のあるモンスターとなっていて、よりマンモス感が上がっています。

・ポケモンでは「マンムー」や「イダイナキバ」が登場。

ポケモンにもマンモスがモデルになった子がいて、
わかりやすいのが「マンムー」

進化前がイノシシモチーフのせいか、長い鼻はカットされたような顔になっていますが、
大きく曲がった牙と、茶色の毛に覆われた姿、更に氷河期から生きていたと言われるポケモンで、ケナガマンモスの要素がいろいろ入っているかなと。

また「イダイナキバ」も、ケナガマンモスがベースに入ってるのではないかと思われます。

他にもモンスターハンターシリーズのポポやガムートなどなど。

・戦隊シリーズには、秘密戦隊ゴレンジャーから登場。

戦隊シリーズでは秘密戦隊ゴレンジャーからマンモスモチーフの「マンモス仮面」が登場。

その後もたびたびマンモスモチーフの怪人・怪獣が採用され、ヒーロー達をくるしめました。

怪人でも、ツルツルの皮膚はゾウ、毛が生えているのはマンモス、
みたいに、ゾウとマンモスの区別化・特徴化がされているように感じます。

また、パワーレンジャーとしてもすっかりおなじみになった、
恐竜戦隊ジュウレンジャーにもマンモスモチーフの
「マンモスレンジャー＆ジュウマンモス」がいますね。

恐竜じゃない・・・と思わずツッコミたくなりますが、
ジュウレンジャー＝獣連者、なので何とかなるはず…！？

おもちゃでもゾイドにまんま「マンモス」という大型ゾイドがいます。

このマンモスも、なぜか耳がでかい（レーダー？）ので、
より再現したいのなら耳を取って改造してもいいかも？

象タイプだけなら、ツインホーン、エレファンダー、ゼロファントス、などに採用されています。

さすがに象タイプを入れるとキリがなくなってしまうのでこの辺で・・・。

幅広い作品にモチーフとして取り入られているマンモス（ケナガマンモス）。

現代のゾウとの違いも結構あるので、
実在したマンモスにこだわりたい方は、特徴をしっかりつかんでおきたいですね！

今回のイラストは「図解大事典絶滅動物」にて描かせていただきました。