今回のイラストは、猛毒を持ちジャンプもする、その名もトビキハバリアリ。
ブルドッグアリの仲間でするどい牙があるのが特徴。
オーストラリア原産で別名ジャックジャンパーアリ、ホッパーアント、とも。
有毒な上に強靭な足で飛んでいる虫を捕獲するという、
アリ界の中でもトップ1,2を争う狂暴性を備えたアリだそうです。
もちろんアリなので大きさは1.1~1.6cmという小さな昆虫ではありますが、
非常に視力が優れており、1m先から獲物を見つけることもできるとか。
ジャンプ力は8~10cm。自身の身長の約10倍ぐらいの飛距離です。
現地では住宅地や農地に出現し、飛び跳ねて噛みついてくるため被害も多いとか。
小さなボディに大きな牙、神経毒、視覚、ジャンプ力を備えているわけですが、
もしもこんな生物が巨大化したらと思うと恐ろしいですね。
しかし小さくても油断大敵。敵と判断したらその小さな体で10mぐらい追いかけてくるそうです。
更にお尻の毒針により、アナフィラキシーショックを起こすこともあるようで、やはり注意が必要です。
それではまた!