フクロオオカミ/袋狼/Thylacinus cynocephalus
1936年に絶滅したと言われている、フクロオオカミのイラストです。
別名、タスマニアタイガー。英語名ではサイラシン/Thylacine とも。
オーストラリア、タスマニア島に生息していたので、別名タスマニアオオカミ、とも。
哺乳類・フクロネコ目の大型肉食獣。
名前の由来のとおり、有袋類ではありますが、修練進化でイヌまたはオオカミのような姿になっていったと言われています。
体にタテジマが入ってるのが特徴で、カンガルーのように後ろ足で立ち上がることができたとも。
犬や狼のような顔立ちではありますが、お尻から尻尾の付き方の部分はどことなくカンガルーを思わせます。
大航海時代以降、ヨーロッパからの開拓者、移住者にとって、フクロオオカミはヒツジを襲う天敵であり、駆除の対象となりました。
やがて懸賞金をかけられるまでになったフクロオオカミは、次から次にと人間の手によって狩られていきました。
人間の身勝手な行為で絶滅したといわれる生物の1種でしょう。
それではまた。
今回のフクロオオカミのイラストは、
新星出版社さま「図解大事典 絶滅動物」にて描かせていただきました!
フクロオオカミが生きている動画
「最後の」フクロオオカミ、85年前の貴重な映像公開 豪
オーストラリアの国立映像・音声アーカイブ(NFSA)は19日、80年以上前に絶滅したとされる肉食有袋類フクロオオカミ(タスマニアンタイガー)の最後の1匹とみられる個体を撮影した貴重な動画を公開した。