山童//山ン坊
Yamawaro/yamanbou
山童は日本各地に登場する妖怪で、地域により様々な名称があります。
他にも、やまわろ/やまわろわ/かりこぼ、など。

1.山童(やまわろ)とは?どんな妖怪?
主に西日本、九州に出現したと言われます。
地域によって呼び名の違いはありますが、若い人間から子供ぐらいの大きさの妖怪。
赤い髪をしている、または全身に赤い毛が生えている、
耳は長く、一つ目という説があります。
人間には好意的で、相撲をとろうとしてきたり、山仕事をしている人を手伝ってくれることも。
逆にいたずらをしてきたり、民家にこっそり入ってくることもあるそう。
所説ありますが、河童が山に住みだしたものが山童になった、ともいわれています。
2.山童とカッパはどう違う?
一説では、
秋が近づくと河童(カッパ)は陸にあがって山童になり、
冬がすぎて春が近づくと山童は、川に入って、再び河童になるそうです。
単純な河童と山童の違いは、住む場所以外にもあります。
河童は水辺に住む妖怪。
人間を川に引きずり込み、溺れさせたり、尻子玉を抜く、とあります。
またその姿も、
頭の上に皿、亀のような甲羅、手足の指ヒレ、と水棲生物の要素を多く持ちます。
人間にとっては河童は、川の怪異、と言えるほど少し怖い存在です。
変わって、
山童は赤い髪の毛で、より子供っぽく描かれるのが特徴です。
全身が赤い毛で覆われてるパターンだと、猿っぽい姿だったかもしれません。
1体の妖怪の姿がここまで変わることがあるのか、不思議です。
加えて、山童は一つ目という説もあります。
これは河童にない大きな特徴です。
ただし、河童は地域の伝わり方によって姿が異なります。
山童になる河童が、必ずしも私たちが知る河童と同じ姿とは、限らないかもしれません。
また春先など、気温が上がり始めると、人は水辺に集まりますし、
秋が近づくと、人は山に登るため、それぞれの異変を見かける確率も上がるでしょう。
たまたま体のサイズや雰囲気が同じに見えたことから、2つの妖怪がつながったのかもしれません。
3.山童以外の主な子供の妖怪たち
カシャンボ…河童から変化した妖怪の1つ。子供のような見た目で頭に皿がある。
一つ目小僧…名前のとおり、顔の中心に目を一つだけ持つ、子供の妖怪。
キジムナー…沖縄に住むという妖精。いたずらが好き。
座敷童し…子供の姿をした妖怪。住む家には裕福になるという。
子供の姿をした妖怪も多いですね!
これは昔の日本では、
10歳までに亡くなる子供がとても多かったからでは、と思ってしまいます。
七五三のお祝いは、まさに子供が元気に成長してくれたことを祝福するのが由来でもありますね。
それではまた!

