イカロニクテリス【最古のコウモリ/絶滅動物のイラスト】

恐竜・古生物・絶滅動物など

イカロニクテリス/Icaronycteris

最古のコウモリの1種と言われるイカロニクテリスのイラストです。

新生代暁新世末~始新世前期 (5500万 ~ 4500万年前)に生きていたといわれるコウモリ。

発見された時点で、ほぼコウモリという姿で、大きな翼をもちますが皮膜の割合は少なく、尾も長いのが特徴です。

それ以外にも、翼を動かすための骨格が発達していなかったようで、現代のコウモリより筋肉は少なめと想定されています。

皮膜も尾に届いてないことから、近年のコウモリほどの飛行能力はなかったようです。

頭蓋骨から、超音波で仲間や障害物の位置を探る行うエコロケーションを行っていたことが分かっています。

そのため耳を大きめに描いてみました。

エコロケーションを行うコウモリは基本的に小型で昆虫食が多く、
このイカロニクテリスも、昆虫食だったようです。

なお名前の由来はギリシャ神話のイカロスから。

ちなみにこれより古いコウモリの祖先は発見されていないようです。

いわゆるどの時点で、皮膜を獲得して空を飛行・滑空するようになったのか、地上の生物とコウモリの中間にあたる生物が見つかってないのが、とても不思議です。

イカロニクテリスと同時代に生きていた主な生物は?

アンブロテリウム (Ambulocetus):陸上生活と水中生活の両方に適応した中型哺乳動物で、始新世に生息していました。水中で獲物を狩ることができるように、鰭状の手足と尾を持ち、水かき状の後肢を使って泳ぎました。

アンドリューサルクス (Andrewsarchus):体長約4メートルに達する、始新世に生息していた肉食動物で、陸上最大の哺乳類の1つとされています。顎が非常に強く、狩りの際には獲物を噛み砕くことができました。

今回のイカロニクテリスのイラストは、
新星出版社さま「図解大事典 絶滅動物」にて描かせていただきました!