フタバサウルス【古生物・恐竜のイラスト】

恐竜・古生物・絶滅動物など

フタバサウルス/フタバスズキリュウ/Futabasaurus のイラストです。2017年。

1968年に日本・福島県で高校生が見つけたことで話題になった首長竜です。

名前は双葉層群という地層で高校生の鈴木さんが見つけたことから名づけられました。

頭部には上下にするどい歯がやや外向きに並んでいます。

口を閉じると格子のように交互にしっかり牙が閉じるようになっており、
ひとたび噛みつかれたら逃げるのは難しかったでしょう。

ーフタバサウルスの特徴まとめー

名前:フタバサウルス(フタバスズキリュウ)
学名:Futabasaurus suzukii
名前の由来:地層名(双葉層群)+発見者の名前(鈴木さん)
生息時期:後期白亜紀サントニアン期(約8500万年前)
生息地:日本近海の海
大きさ:全長 6~9m(首の化石が無いため推定値)
主食:イカ、タコ
天敵:サメ
主な特徴:長く伸びた首、大きな4枚のヒレ、外向きに生えた歯

フタバサウルスの化石は多くのサメの歯と共に見つかっており、
主な天敵はサメ(クレタラムナ)、と考えられています。

クレタラムナはネズミザメ目オトドゥス科のサメでこちらも絶滅種ですが、
群れでフタバサウルス、特に首などを襲っていたのではないかと推測されています。

なお、同じ地層から獣脚類の恐竜の骨が見つかっており、
こちらもフタバサウルス(仮)とついておりますが、
獣脚類の方はまだ正式に登録されているわけではないため、今後変更が行われる可能性が高いと思われます。

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貴重な日本発見の首長竜ですが、より知名度をあげたのが、
映画「ドラえもん のび太の恐竜」ではないでしょうか。

劇中、のび太が見つけたタマゴ、そのタマゴから生まれた首長竜、
それがこのフタバサウルス/フタバスズキリュウであり、そのままモチーフになったと思われます。

のび太が「ピー助」と名付けて可愛がるシーンを見た後の最後の別れは名シーンです。

リメイクの「のび太の恐竜2006」でももちろん登場し、
よりのび太との絡みが増えた印象でした。

ピー助は茶色みがかかっていて、背中に濃い模様ががあるのが特徴。

なお最初の、のび太の恐竜では、暴君ティラノサウルスも登場するのですが、
この時代は、尻尾をひきずったゴジラスタイルでの登場となります。

時代を感じますね!

なお現在、実物は国立科学博物館(全身骨格有り)、
化石のレプリカはいわき市石炭・化石館などに保管されているようです(2024年3月現在)

それでは!

※情報はWikiを参照しています。