呼び名は「おさかべひめ」
長壁姫、小刑部姫、刑部姫、小坂部姫、などと呼ばれるこの妖怪は、
姫路城の天守閣に住んでいるそうです。
場所が限定される、ご当地中のご当地妖怪ですね。
この長壁姫の姿は、30歳ぐらいの女性だったり、鬼に変身したりするようですが、
正体は年老いたキツネと言われています。
日本は歳をとった動物はやたら妖怪化・神格化しやすい国ですね。
昔から、歳をかさねること=偉くなること、みたいな格言か何かあったのでしょうか。
あまり現代にあてはめたくないものです。
---長壁姫が登場するゲームはある?---
出現場所が固定されたかなり限定的な妖怪ですが、
最近だと、PS5で発売中の「仁王2」に登場していました。
ただ姿はかなり異形のものとなっており、ボスクラスのため、
主人公に襲い掛かってくるときは城よりでかい(長い)という…。
ですが元の正体が姿を変えるキツネと考えれば、
別におかしいことではないのかもしれません。
そんな姿でどこに隠れるんだ、とツッコミたくなりますが、
気になった方は、ぜひプレイしてみるといいかもしれないですね!
同ゲームは日本が舞台のアクションゲームなので、他にも河童などの多くの妖怪キャラが出てくるのが特徴です。
(どれも姿はゴツくアレンジされていますが)
ただ難易度が高めでいわゆる「死にゲー」らしいのでその辺は要注意。
それでも、ストーリーは日本の歴史に沿っていて(たぶん)、織田信長や豊臣秀吉らも登場しますので、戦国時代が好きな方もいかがでしょうか。
それではまた!