日本の神社の入り口などにみかける置物、狛犬。
「犬」と付いていますが、元を辿れば中国に伝わる唐獅子がルーツ。
神社の入り口に2体1対として鎮座していることが多く、
初詣などに出かけた際に見かけることも多いのではないでしょうか。
昔は2体の姿に違いはなかったようですが、
今は、片方が口を開け、片方が口を閉じた「阿吽」の状態で置かれていることが多いです。
このサイトでは「モンスター」の仲間として扱っていますが、実際は厄除け・魔除けの意味があることが多く、姿も様々なバージョンがあります。
今回は、中国に伝わる唐獅子のイメージで、阿吽の阿の方を描かせていただきました。
日本の狛犬も、当初はこのように獅子の姿が多かったのではないでしょうか。
今では獅子の姿に近いものから、柴犬のような姿だったり、キツネやイノシシの形状をとることもあるようです。古くはツノも生えていたとか。
また他には、子持ちの狛犬には子孫繁栄、
イラストのように玉取りの姿をした狛犬は、財産を意味しているのでは、とも言われており、
非常に多くのバリエーションが存在しているのも特徴です。
神社にお参りに行った際は、ちょっと気にしてみるのもいいかもしれませんね。