デイノニクス/Deinonychus。
間違えやすいのですが、ディノニクス、ではなく、デイノニクスが正しいようです。
小型ながら知能も高く、集団で狩りを行っていたと言われる、肉食恐竜・デイノニクスのイラスト。
生息時期:白亜紀 前期(アプチアン中期からアルビアン先期、約1億1,500万~1億800万年前)
足の人差し指にある大きなカギヅメが特徴。
このカギヅメは長さが15cmにもなったと言われています。
この指は大きく上下に稼働し、敵や獲物に突き刺したり、引っかいたりして相手にダメージを与えていたとみられており、
飛び掛かって全体重を乗せて突き刺したら、ひとたまりもなかったでしょう。
なお、体重は100kg前後と言われています。
恐竜の中では脳が大きく、知能が高かったとも。
集団で狩りを行っていた可能性が高そうです。
尻尾はピンと伸び、あまり動かせなかったものの早く走る時にはうまくバランスをとっていたと思われます。
映画「ジュラシックパーク」シリーズのように、
細見の体で機敏に動き、手の可動域も広く、狩りに役に立ったでしょう。
※映画の中では「ヴェロキラプトル」という扱いでしたが、
大きさから、この「デイノニクス」がモデルと言われています。
また研究が進むにつれ、腕や頭部に多少の羽毛があったと発表され、世間がざわつきました。
最初のイラストはその時に描いたものになります。
最近ではより全身が羽毛に包まれているという説も浮上し、
私たちが思っていたよりもずっと鳥の姿に近かったという話もあります。
全身が羽毛に包まれていると、なんだか可愛らしく見えてきますね。
ただしそれでも凶暴なハンターであることには変わりありません。
飛び掛かってきた日には、人間には対処は厳しいでしょう。
それではまた!